整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

足関節内果の固定法はスクリューもアリか?


先日、足関節脱臼骨折(SE stage 4)の手術がありました。
SE stage 4では、3ヵ所の皮膚切開が必要である症例が多いです。


しかし、足関節周囲という小さな表面積の部位に3ヵ所の皮膚切開を加えると、局所循環を毀損してしまい創治癒不全を併発するリスクが高まります。


私は内果骨折に対しては、基本的にtension band wiringを好んで選択しています。これは、スクリュー固定と比べて、粗鬆骨に対しても圧倒的に固定力が強固だからです。


しかし、最近は少し考え方が変わってきました。というのは内果骨片の転位が小さな場合、敢えてtension band wiringを選択する必要性は無く、スクリュー固定で充分だと気付いたからです。


特に整復不要例では、cannulated screwを利用することで経皮的に固定することが可能です。3ヵ所の皮膚切開のうち2ヵ所が小切開の場合、局所循環が温存される可能性が高いです。


術直後からの早期荷重を行うのなら、さすがにスクリュー固定だけでは不安です。しかし、SE stage 4の場合、多くの施設で3週間ほどの免荷期間を置いていると思います。


3週間も免荷するのなら、tension band wiringではなくスクリュー固定で充分なのではないでしょうか。局所循環が温存されると骨癒合も促進されます。


内果の転位が許容範囲内であるのなら、積極的にcannulated screwを利用して経皮的に固定することで、足関節周囲の局所循環を温存しようと思います。



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医師のための資産形成セミナーの受付を終了しました


本日、2回目の投稿です。
先ほど確認すると本日のお昼時点で、既に13名の先生から申込いただいていました。


3月1日からたった3日間でこれほどの数の先生から申込いただくことは想定外でした。セミナー運営態勢のキャパシティを考えて、セミナーの受付を一旦終了させていただきます。


セミナーの運営態勢の変更によって、もう少し定員を増やせそうなら追加募集させていただくかもしれません。追加募集が無理な場合には、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。


早々にお申込いただいた先生方の期待に応えるべく、5月23日のセミナーに参加して人生が少し変わったかも! と思っていただけるような内容にできればいいなと考えています。


予想外のたくさんのお申込をいただいて、本当にありがとうございました!
今後とも宜しくお願い申し上げます。



  ★★★  2015年5月23日(土) 医師のための資産形成セミナー in 神戸  ★★★


2015年5月21日~24日に神戸市で開催される第88回日本整形外科学会学術総会に合わせて、管理人による 医師のための資産形成セミナー を開催いたします!


2015神戸セミナー


当セミナーは、経済的自由の獲得を目指す医師向けに開催するものです。 私が監修した
資産形成マニュアル は、医師に最適化した資産形成手法だと自負しています。


しかし、文書だけではどうしても100%の事柄を伝えることはできません。 本セミナーでは、資産形成マニュアルで伝えきれなかったことや、2015年現在の推奨方針を中心にお話しします。 


学会会場からポートライナーで20分の神戸の中心地・三宮でセミナーを行うので、夕方のセッション終了後でも参加いただけます。 本セミナー終了後には懇親会もご準備いたします。


学会3日目の夜を、ご一緒に神戸の街で過ごしませんか? もちろん、整形外科以外の科の先生方のご参加も大歓迎です。それでは皆様に会場でお会いすることを楽しみにしております。


寒さのブルブルは移るのか!


Medical Tribuneで興味深い記事がありました。
“寒いは移る”ことが実験で明らかに です。




他人が震えているのを見るだけで人は寒くなることを,英・Brighton and Sussex Medical Schoolの神経精神科医であるNeil Harrison氏らの研究グループが報告した。


社会的相互作用の中で,ヒトの身体反応が他者の身体反応に影響を与えるとされている。そこでHarrison氏らは,他者の体温の変化を示す手がかりを観察することが観察者の体温を変化させるかどうかを検討した。  


同グループは,湯気の出ているやかんから注いだ湯または氷の入った袋から注いだ冷水を入れた容器に手を入れる役者が写っているビデオをボランティア36人に観察させ,同時にボランティアの手の温度を測定した。


その結果,冷水に手を入れるビデオを見た場合にボランティアの手の温度は著しく低下したのに対し,湯に手を入れたビデオではボランティアの手の温度に変化は認められなかった。  


その理由として,同氏は「温水のビデオでは初めに湯気と手が赤く変化したことだけが手がかりとなっており,説得力が低かったためかもしれない。


それに対して冷水のビデオでは氷の塊がずっと写っていた。また,ヒトは他人の暑さよりも寒さにより敏感である可能性を示唆するエビデンスがある」と付け加えている。  


今回の研究で,健康人は観察できる他者の身体末端部の温度の手がかり,特に寒さに関して敏感で,体温が移ることが分かった。  


同氏は「このような無意識の心理学的変化が互いに共感し,コミュニティーで生活するのに役立つ可能性がある。他人のまねをすることは,他人の動機と感情をよりよく理解するために利用できる身体状態の内的モデルをつくるのに役立つと考えられる。


人は社会的な生き物であり,複雑なコミュニティーの中でともに働く能力によって人は成功するが,互いに即座に共感し,互いの考え,感情,動機を予測できなければそれは難しい」と述べている。


                                 





心理学の世界では、相手の仕草の真似をし続けるとその人からの好感度が増すと言われます。本研究は、定量的にこのことを証明した画期的な報告だと思います。


ヒトは社会の中で生きていかざるを得ません。当然、その中では自分とそりが合わない人も出てきます。このような人達を完全に無視するのは現実的ではありません。


これは社会的に高い地位にある、力を持った人であっても例外ではありません。何故なら、そのような方の周囲には同レベルの力を持った人が必ず居るからです。


社会の中で生きていくには、このようなそりが合わない人ともうまくやっていく必要があります。そのような時に、相手の仕草の真似をし続けるのもひとつの方法だと思います。


大の大人が相手の仕草を真似するのも恥ずかしい気がしますが、結構効果的な手法だと思います。定量的にも証明されたようなので、苦手な人がいたら実行しても良いかもしれません。


もちろん好きな人がいれば、相手の仕草を真似することで更に良い関係に発展するかもしれませんね。ただし、やり過ぎると気持ち悪がられるかもしれませんが(笑)。



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