整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

肩関節脱臼整復での上手い工夫

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先日、クリニックのアルバイト先で興味深いものを拝見したのでご報告します。
外来中に肩関節脱臼の方が初診されました。


非常に忙しい整形外科クリニックの外来で、肩関節脱臼の患者さんに脱臼整復に対応することは時間的・マンパワー的に少々苦しいです。


このため、必然的にStimson法での肩関節脱臼整復術を第一選択としています。Stimson法を行う上で難しい点は、重りを患肢に装着するところです。


リストバンド型の重りを利用することが多いと思いますが、どうしてもずれてしまい上手く牽引できないことが多いです。このクリニックでは マジックベルト を利用していました。



                 



これはリハビリテーションでホットパックなどを患部に固定すする際に使用するベルトです。固定性が非常に良いため、10kgのダンベルでも簡単に固定することが可能です。


下の画像のように、このマジックバンドを3本使用することで、ダンベルをしっかりと患肢に固定することができます。通常3~5kgで整復されますが、10kgでも牽引可能となります。



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このため、Stimson法を施行するのであれば、マジックバンドを利用することで様々な重りを簡単に装着できるため、とても便利だと思います。



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株式投資は10年でようやく一人前!?

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先週は日本株式の代表的指数である日経平均株価(日経225)は、3日続伸して1万8332円で終えました。終値ベースでは2000年5月2日(1万8439円)以来およそ15年ぶりの高値とのことです。


株式市場の動向をより正確に反映する東証株価指数(TOPIX)も5日続伸して1500.33に達しており、終値ベースでは2007年12月26日(1508.47)以来およそ7年ぶりの高値です。


これほど株式市場が活況を呈しているにも関わらず、当ブログの祝祭日の話題として取り上げる機会はあまりありません。何故なら、私は現在の株式市場に興味が無いからです。


興味が無い理由は、 損をしていたり株価上昇に乗り遅れて悔しい思いをしているからではありません。私の所有株式のほとんどは、日経平均株価が4桁台の時期に取得しています。


私は超長期逆張り投資家なので、株式市場が上向きで活況を呈している時ほどやることが無く、周囲の騒ぎから完全に取り残されてしまいます。


感覚的に私のポートフォリオでは、日経平均株価が100円上る毎に含み益が70万円ずつ増えています。そうは言っても完全に放置状態なので、ブログに書くことがほとんど無いのです。


しかし、資産形成系の話題で、株式を避けて通るわけにはいきません。そこで、過去問好きの私は、自分が株式市場に参戦してからの日経平均株価の超長期チャートを確認しました。



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これは、私が日本の株式市場に参戦した2001年から2015年2月現在までの超長期チャートです。このチャートをみると私が戦った14年間で、まだ2度しか本格上昇が無いことが分かります。


14年間も株式市場を眺めていますが、まだたった「2回」しか市場が上昇した経験が無いのです。 おそらく、現在活躍中の個人投資家のほとんどは、私よりも経験年数が短いと思います。


上のチャートからも分るように、14年間で株価が本格上昇した天国は2回、地獄は3回(同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災)でした。


14年間で株価の循環は1.5回なので、超長期では10年間で天国と地獄を一通り経験することになります。つまり、株式市場で10年間生き延びて利益を出せれば、初めて「合格」なのです。


10年未満の期間では、利益を出していてもビギナーズラックかもしれません。 このようにシビアに考えると、今の状況から更に買い上がることは少し危険だと思います。


1990年代の米国株式市場の例もありますが、人口減少と少子高齢化に苛まれた現在の日本市場で、米国の再現は期待し難いのではないでしょうか。むしろ今は、我慢の時期だと思います。



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大腿骨頚基部骨折ではCHSのみ?

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先日、大腿骨頚基部骨折の患者さんが入院しました。大腿骨頚基部骨折は大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折の中間に位置するとも言える骨折で、骨折線が関節包内外にまたがります。


大腿骨頚基部骨折は、大腿骨頚部骨折とは異なりスクリュー固定だけでは十分な固定性が得られないため、sliding hip screw(CHSタイプ)を使用して骨頭の回旋を防止します。


大腿骨頚部・転子部骨折のガイドラインでは、大腿骨転子部骨折の治療に関しては、sliding hip screw と short femoral nail の両者を推奨しています。


しかし大腿骨頚基部骨折では、sliding hip screw のみが推奨されています。大腿骨頚部・転子部骨折のガイドラインでは、short femoral nail を推奨しない理由は記載されていません。


確かに、私も大腿骨頚基部骨折ではsliding hip screw を選択するべきという教育を受けています。このため、術式はCHS を選択したのですが、理由が分らないので釈然としませんでした。


先輩医師に確認すると、クリアカットな解答を得ることができました。大腿骨頚基部骨折でshort femoral nailを選択すると、骨折部にnailが来るため骨片間の接触面積が小さくなります。


このため、short femoral nailでは偽関節化する危険性が高まります。これを避けるために、大腿骨頚基部骨折での術式では、sliding hip screw のみが推奨されているようです。



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