整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

第一印象で患者さんを判断しない

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本日の午前は外来でした。新患を診察する前に問診表を確認しますが、極端な問診表を目にすると、どうしても患者さんの第一印象に対するバイアスが掛かります。


今日も「最近、体を動かすことが億劫になってきたので入院でのリハビリテーション希望」という少し芳しい匂いを予想させる問診表を記載した患者さんが初診されました。


正直、どんな患者さんが入室してくるのか身構えましたが、よくよく話を聞いてみると歩行時に下肢の脱力感が出てくるため外出するのが億劫になったようです。


たまたまMRIでキャンセルが出たので腰椎MRIを施行したところ、L4/5で中等度の脊柱管狭窄を認めました。検査結果を説明してオパルモンを処方すると喜んで帰って行きました。


あまりに極端な問診表や、通常ではないルートで診察室にやってくる患者さんには悪い方向のバイアスが掛かりがちですが、やはりしっかりと話を聞いて診察に臨むべきだと思います。


患者さんは医療の素人なので、問診表の書き方・病院での立ち振る舞い・医療機関へのアプローチ手法が私達医療関係者の常識から外れることもあります。


今日の方の「最近、体を動かすことが億劫になってきたので入院でのリハビリテーション希望」という問診表も、もしかしたら私以外の方から見ると普通の訴えなのかもしれません。


「自分の常識は世間の常識ではないかもしれない」という気持ちを常に忘れないようにして、できるだけ診察や治療にバイアスが掛からないように心掛けるべきだと改めて思いました。




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ある医師の破綻劇

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昨日の夕方、懇意にしている某大手不動産会社の方とお話をしました。非公開物件の資料を何件か見せていただいたのですが、そのうちの1件が医師として非常に興味深いものでした。


この物件は、債権回収業者(サービサー)案件でした。現所有者は1年前に物件を購入したのですが支払が滞ってしまい、サービサーが債権回収を図っている状況です。


そして、何とこの物件所有者は勤務医だったのです!しかも年齢は30歳台前半だそうです。30歳台前半といえば10年目に差し掛かろうとしており、医師として脂が乗りつつある時期です。


この医師は、投資用ワンルームマンションから不動産投資の世界に入ったそうです。投資用ワンルームマンションは下図のように確実にキャッシュアウトしてしまいます。



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              医師のための築古木造戸建投資マニュアル から抜粋




投資用ワンルームマンションは、購入すればするほどアリ地獄に陥ります。徐々にキャッシュが回らなくなるため、次の物件こそは!と勧められるままに新規物件を購入し続けたようです。


不運だったのは、投資用ワンルームマンション販売業者の元社員がブローカー化して、その医師に取り入ってしまったことです。新規物件を紹介する毎に多額のマージンを抜いたのです。


この医師は、いよいよ資金ショートしそうになったため、その悪質なブローカーの勧めのままに表面利回り9%の2億円超の物件を購入して起死回生を図りました。


しかし、ここでブローカーにアドバイス(誘導?)されて大規模修繕を行ったことで(=もちろん、大規模修繕の業者からもバックマージン有り)、完全に資金ショートしました。


この方は自己破産され、物件はサービサー扱になりました。絵に描いたような転落劇ですが、今回は悪質なブローカーと、おそらくは某銀行の融資担当者がグルになったことが元凶です。


某銀行の融資担当者の誤算は、これほど早く(=自分の任期内)この医師が破綻すると思っていなかったことです。融資担当者の予想以上にブローカーの悪質度が高かったのでしょう。


今回の教訓は、医師であってもお金の扱い方や資産運用については最低限の知識を持ち合わせていないと、長い人生の中でどのような地雷を踏むか分からないことだと思いました。




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背側アプローチでの舟状骨骨折手術

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昨日の午後は舟状骨骨折に対する骨折観血的手術でした。Herbert type B2だったので、背側アプローチでスクリュー固定しました。


昔は掌側アプローチがメインでしたが、最近はほぼ背側アプローチを選択しています。掌側アプローチは大菱形骨が邪魔になって至適位置にスクリューを刺入できないからです。



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まず、透視下に手関節を強制掌屈させて、舟状骨の周囲が黒い円状に見えるように調整を行います。この黒い円は軸方向から見た舟状骨の周囲です。




2



この黒い円の中心にガイドワイヤー先端を合わし、そのまま床に対して垂線方向に刺入します。舟状骨-大菱形骨間の関節までガイドワイヤー先端を進めます。


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舟状骨の側面像です。ちょうど舟状骨のど真ん中の至適位置にガイドワイヤーが刺入されていることを確認しました。やはり背側アプローチの方が至適位置にキマり易いです。


掌側アプローチをせざるを得ない場合は、舟状骨の遠位端骨折(Herbert type B3)です。しかし、舟状骨遠位端骨折ならギプス固定で治癒するケースが多いと思います。


したがって、実質的に手術適応のある舟状骨骨折では、ほぼ全例背側アプローチを選択して問題ないと考えています。




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