整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

謝意はできるだけ皆の前で!

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先日、話題にした 院内のよくある風景:各科の確執 の続編です。
各科の確執があると日常診療でロクなことがありません。


医師個人が嫌な思いをするだけでなく、患者さんやコメディカルまで不利益を被ります。このため、良い人間関係を築きたいものです。前回のエントリーでは下記3点を挙げました。


  1.  他科医師からの依頼にはできるだけ誠意をもって対応する 
  2.  こちらからお願いするときには、必ず直接状況を説明して頭を下げてお願いする 
  3.  廊下ですれ違えば、常に挨拶をする 




そして、上記に加えて上手に「謝意を伝える」ことも重要です。謝意は自分の心の中にしまっておくべきものではありません。上手に相手に伝えてこそ価値が発揮されます。


私が常に心掛けているのは、感謝の気持ちを抱いたら、できるだけその気持ちを効果的に相手に伝えることです。


そして、最大限効果を発揮するのは、大勢の医師やコメディカルの前で謝意を伝えることです。ギャラリーが多ければ多いほど、より効果的です。


シャイな人は、廊下ですれ違いざまに謝意を伝えるのがやっとかもしれません。しかし、せっかく謝意を伝えるのであれば、大勢の前で伝える方が明らかに効果的です。


逆の立場を考えてください。大勢のコメディカルの前で謝意を伝えられることほど気持ち良くなる場面は、そうそう無いことが容易に想像できると思います。


そして、コメディカルに対しても医師同士の人間関係が良好であることをアピールできるので一石二鳥です。最初は恥ずかしいかもしれませんが、実行することを強くお勧めします。





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RH室での全職種カンファレンス

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先日話題になった 駄ネタ:あなたの1/3 PWBはいくら? の関連事項です。私はリハビリテーション室に足げに通っています。


駄ネタ:事件は現場で起きてるんだ!


理由は上記に記載していますが、やはり現場(=リハビリテーション室)で回診することは、患者さんの回復具合を確認するのに非常に都合が良いです。


そして、多職種での回診もリハビリテーション室で行うことにしています。回診といえば、大学病院での教授回診を連想します。


しかし、医師・パラメディカルによる多職種でカンファレンスするメリットがあるとは言え、大学病院のようなベッドサイドで行う回診では効果が半減します。


やはりリハビリテーション室で、実際の患者さんの回復具合を皆で確認しながらカンファレンスする方が、多職種で行う回診のメリットを最大限得ることができると思うのです。


例えば、地域連携室のスタッフから自宅の2Fで生活しているという情報が出ると、では階段昇降の状態を確認しましょうとなります。


その場で実際に患者さんに階段昇降してもらうと、十分な昇降能力を獲得できているか否かを全職種が理解できます。報告を読み上げるカンファレンスとは、臨場感が違います。


そこで、住宅改修が必要となると、介護保険の区分変更を申請する等の意思決定を、その場で直接下すことができます。これは業務時間の短縮にもつながります。


業務はできるだけ効率良く、そして患者さんをはじめ全職種のメリットになるにはどうすればよいのか? 常に改善方法を考えながら業務を行うことが吉ではないでしょうか。





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保存的治療のコツ: 橈骨遠位端骨折

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日本整形外科学会雑誌のVol.91 No.7 July 2017の451-458に興味深い教育研修講座が記載されていました。いしぐろ整形外科の石黒隆先生による「手の骨折に対する保存的治療」です。


教育研修講座内で石黒先生もおっしゃられるように、最近の学会報告は手術的治療に偏り過ぎている傾向があります。そして勤務医の場合は、実臨床でも手術的治療に偏っています。


特に、私立病院では経営陣から成果を求められるため、積極的に手術的治療が採用される傾向にあります。今回の教育研修講座は、その風潮に対するアンチテーゼのようです。




橈骨遠位端骨折


整復操作はChinese finger trapを用いて牽引を15分間加えます。その後、牽引を外して助手に肘を90度屈曲位に保持させて整復します。


整復のポイントは、末梢骨片を恥し、転位している側(骨膜の残存する側)を過伸展させながら末梢に牽引し、末梢骨片の基部を押し込むようにして一気に整復します。



11 - コピー

(日本整形外科学会雑誌のVol.91 No.7 July 2017の451ページより抜粋)



整復後は手関節軽度掌屈・肘屈曲位にSugar tongs型のギプスシーネを当てます。手掌部のギプスシーネは近位手掌皮線までとして、MP関節の屈曲制限を起こさないようにします。


高齢者の場合、20度を超える背屈転位や3mm以上の橈骨短縮を起こさない限り、橈屈転位していても機能的問題を残すことはないそうです。





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広島大学名誉教授の津下先生による、手の外科における必須の医学書です。特に、「私の手の外科」は津下先生直筆のイラストが豊富で、非常に分かりやすく実践的な医学書です。


 







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