整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

骨粗鬆症性疼痛の原因は?

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外来で診る高齢患者さんは慢性的な腰背部痛を訴える方が多いです。特に陳旧性の多発性脊椎圧迫骨折のある方に多い印象です。


このような慢性的な腰背部痛は、骨粗鬆症性疼痛だと思いますが、その原因はいったい何なのでしょうか? 疑問に思ったので文献を渉猟してみました。


椎体内の微小骨折、脊椎アライメント不良、脊椎の不安定性、骨粗鬆症そのものの痛み等の諸説がありますが、基本的にはまだ原因は分かっていないようです。


一方、PTH製剤やイベニティなどの抗スクレロスチン抗体製剤を投与すると、これらの慢性腰背部痛が軽快することはよく経験します。


骨密度が上がったり骨質が改善すると腰背部痛が軽減する症例では、骨粗鬆症そのものが痛みを生じさせているのかもしれません。


骨粗鬆症の治療は高血圧症などの内科的慢性疾患と同様に思いがちですが、無症状である高血圧症などと異なり、慢性腰背部痛という症状を軽減させる可能性があります。


PTH製剤や抗スクレロスチン抗体製剤は高価な治療薬ですが、慢性腰背部痛を軽減させる可能性を説明すると乗り気になる患者さんが多いので、決めゼリフに使用しています。







★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。








医師にもジェネリック戦略が必要!

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最近、スタートアップの舵取りの指針を求めて、経営学の本ばかり読んでします。医学もそうですが、経営学もリアルワールドがベースなので非常に興味深いです。


ハーバード大学のマイケル・ポーターの「持続的な競争優位の獲得」が経営の目的となるという SCP理論があります。経営学では最も有名な理論のひとつです。


原理原則と考えられていた理論ですが、近年の実証研究から現代には当てはまらなくなってきている可能性が指摘されるようになりました。


例えば、富士フイルムHDはもともと写真フィルムの会社でしたが、デジカメの普及で企業存亡の危機に立たされました。たった 5年ほどで主力事業が消滅するほと激震です。


たった数年間でデジタル・医療分野に事業転換して、生き残りに成功しました。古森社長というカリスマ経営者が居なければ、社歴70年・売上高2兆円の大企業の倒産は必至でした。


富士フイルムのような歴史のある大企業でさえも、簡単に倒産危機に追いやられるほど現代は変化が激しい時代です。最近では主力事業が5年しかもたないこともよくある話です。


このような状況では「持続的な競争優位」を獲得しても企業は永続できません。解決策は、波乗りのように数年スパンで主力事業を変化させていくジェネリック戦略です。


実は、私たちの医療業界も似たような状況になっていると感じています。がん治療やロボット手術の領域などがその代表です。整形外科では脊椎外科や関節リウマチも該当します。


一度獲得したら一生安泰な技術は存在せず、数年で破壊的イノベーションがやってきて常にアップデートに迫られます。このような環境では「石の上にも三年」では対応できません。


長期的には国民皆保険制度が崩壊するのは既定路線なので、高収入を維持したいのであれば武器となる医療技術を身に着けておく必要があります。


しかし、技術を習得したらアガリ!では全くありません。習得した技術の正味期限は10年もたないことを念頭に、常に次の技術をキャッチアップする気概が必要です。


なかなか厳しい環境ですが、私たちの現実だと思います。現状では希少価値のある医師であっても上振れが少ないです。悪い意味での平等から抜け出していません。


しかし、いよいよ国民皆保険制度の維持が困難となって混合診療を解禁せざるを得なくなると状況は一変する可能性が高いです。希少価値のある医師は暴騰し、それ以外は沈下する。


現在卒後10年以内の医師はそのような状況下で働く可能性が高いです。これに対応するには常に技術を高めつつ、波乗りのように旬な技術をキャッチアップし続ける必要があります。






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ついに宿泊業を廃業!

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突然ですが、2020年1月12日をもって宿泊施設を廃業しました。2016年の3月開業なので、ほぼ 4年間営業していたことになります。



いや~、本当にあっという間でした。この4年間にいろいろな苦労をしました。何度も何度もトラブルが発生しました。心が折れそうになったことも両手の数では足りません。


宿泊施設運営に足を踏み入れたのは、2015年にAirbnb日本支社のセミナーに参加したことがきっかけです。このセミナーは急遽開催されたもので、一瞬の判断で参加を決心しました。


Airbnbって何ぞや?という状況だったのですが、この一瞬の判断がその後の私の人生を少し変えたかもしれません。声掛けいただいた不動産投資仲間には本当に感謝です。


さて、2020年1月12日に最後のゲストを送り出し、その夜は自分たちで使用しました。思い起こせば最初に宿泊者も自分たちでした。4年経ちましたが、まだまだ綺麗な状態です。


感慨にふけりつつ、4年間の振り返りをしてみました。まず、気になる収益性です。物件購入金額は 3200万円で、仲介手数料や取得税等の諸経費込みで総額 3380万円でした。


ここから、旅館業の許認可で 70万円、改修工事 370万円、什器・コーディネート費用 170万円で、総投資金額は 3990万円です。


4年間の手残り収益は 1290万円だったので、最終的に 2700万円で物件を手に入れたことになります。築100年超の物件ですが、フルリノベ済みなので見栄えはピカピカです。


購入時の路線価は 40万円/㎡でしたが、2019年度は 64万円/㎡にまで上昇しています。実勢価格は更に上昇しているので、結果論ですがお得な買い物でした。


2020年1月16日から飲食店に賃貸しています。このため、1月14日に残置物撤去を行いました。未使用の消費財が山のようにあったので少し複雑な気分です。


汗を流しながらこれらの物品を搬入したことが、走馬灯のように脳裏に浮かびます。最盛期には10名近くのスタッフが居ましたが、最後はたった一人になりました。


宿泊客のクレームに対する謝罪で、夜中に現場に駆け付けたこともあります。悲喜こもごもの経験をした事業を廃業するのは、友人との別れのようでもあり寂しいものです...。


宿泊業界は完全なレッドオーシャンなので、おそらく二度と宿泊施設運営に携わることはないでしょうが、Airbnbも含めて 5年間の経験は大きな財産になりました。


参入したのは成長期中盤ぐらいだったので、業界が成長すると皆がwin-winになれること、安定期はあっという間で、衰退期に入ると何をしてもダメなことを実地で学習しました。


米中に比べると日本は生ぬるい国だと思っていましたが、そんな日本でも熱い業界にはこれほどまでに皆が一気に参入するのか! という新鮮な驚きがありました。


なんだかんだで良い経験でした。第 2の宿泊業界を求めて、常にアンテナを張っていたいと思います。成長期に参入することのおいしさは、一度味わうと病みつきになりますから!





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