整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

新教授はヒエラルキーの最底辺?!


先日、大学の同窓生が、母校のメジャー科の教授に就任しました。かなり古い歴史を持つ大学のメジャー科なので、同窓生が教授に選出されたことは非常に嬉しいです。


学生時代には部屋に遊びに行ったりしていましたが、ソツなく試験はクリアするものの、同じようにバカ騒ぎもしてきたので、いわゆる「教授」のイメージを完全にぶち壊されました(笑)。


非常に人間味のある暖かい人間なので、彼を選出した母校の教授連も人を見る目があるなと素直に感心しました。


彼が教授に選出されるにあたって、教授会では年齢が若過ぎることがネックになったようです。学術的には全く問題無かったのですが、メジャー科教授には若過ぎると・・・


そのような年齢のハンディ(?)もクリアして、晴れて教授に就任したのですが、同窓生で行った教授就任祝賀会で面白いスピーチがありました。


「○○君はヒエラルキーの頂点に立ったわけですが、それは新たなヒエラルキーの最底辺での戦いの始まりでもあるのです」云々。何のことか分かりますか?


メジャー科と言えども、教授の中では最も若くて教授歴の短い彼は、教授会の中では一番の下っ端です。今後、教授会のヒエラルキーの階段を昇っていかなければならないのです。


教授も大変ですね(笑)。教授に就任すればそれでアガリだと思っていました。しかし、教授就任は、単なる新たな競争の始まりに過ぎないようです。


いずれにせよ、同級生が母校の教授に就任するのは非常に喜ばしいことです。他にもたくさんの仲間が大学で頑張っているので、何度も教授就任祝賀会を開催したいものです。




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無症候性LCSは、こんなに多い!


先日、調べものをしていた際に、偶然ですがThe Wakayama Spine Studyという大規模なコホート研究の論文を拝読しました。


The Wakayama Spine Studyとは、世界最大規模のコホート研究であるROAD study(東京大学)の一環として実施された研究です。


対象は、和歌山県在住の1009名(男性335名、女性674名)、平均年齢66.3才(21歳~97歳)の地域住民です。相当な規模の研究ですね。


MRI所見上で中等度以上の脊柱管狭窄は、地域住民全体の76.5%、MRI所見上の脊柱管狭窄と症状の双方を有する症候性脊柱管狭窄症は、地域住民全体の9.3%でした。 


すなわち、8割近くの地域住民が、MRI所見上で中等度以上の脊柱管狭窄を有しているが、そのほとんどは無症候の脊柱管狭窄症であるという驚くべき研究結果です。


どうやら、無症候性の脊柱管狭窄症は想像以上に高頻度に存在するようです。私は、初めてこの結果を知ったときには衝撃を受けました。


更にこの数字を読み込んでいくと、症候性の脊柱管狭窄症は、脊柱管狭窄を有する住民の12.2%に過ぎないことになります。 意外なほど少ないですね!


LCSのほとんどは、無症候性なのです。 腱板断裂の講演を拝聴した時にも驚きましたが、さまざまな疾患において、無症候性の方はかなり多いのでしょう。まさにトリビアでした。





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股関節外旋位牽引での一工夫


先日、大腿骨転子部骨折に対して骨接合術を施行しました。今回の方は、骨折部を整復するのに股関節を外旋する必要がありました。比較的珍しいパターンです。


通常は股関節を内旋して手術を施行することが多いので、大腿骨近位部は比較的キレイに観察できます。しかし、股関節外旋位では、どうも勝手が違います。



555 - コピー



そこで、股関節の外旋位を打ち消すために、手術台を健側に傾けてみました。今回は軽度の股関節外旋でしたが、これだけ手術台を傾けても、床に対してようやく中間位です。


手術台の傾きだけで外旋位を打ち消すことは難しい印象です。ただ、手術台を傾けずに手術を施行すると、股関節が外旋しているので非常に分かりにくい透視画像でした。


下肢~股関節の外旋位を、手術台の傾きだけで完全に打ち消すことは難しいですが、可能な範囲で傾けることで、ある程度見やすい透視画像となります。


もし、股関節を外旋しないと整復できないような症例に遭遇したら、今回のように手術台を傾けることで対応するとよいかもしれませんね。




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