整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

登山中に腸脛靭帯炎を発症したら?

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先日、腸脛靭帯炎(ランナー膝)の患者さんを診察しました。この方は登山愛好家で、今回は下山中に腸脛靭帯炎を発症したようです。


以前から登山中に腸脛靭帯炎を発症することがあったようですが、下山中に発症すると疼痛をこらえながらの下山になるので、非常に困った状況に陥ります。


私自身も長距離サイクリングで腸脛靭帯炎で苦しんだ経験があるので、他人ごとではありません。ロキソニンを服用したりシップを貼っても発症中の症状緩和はあまり見込めません。


登山やサイクリング中に腸脛靭帯炎を発症したらどうすれば良いのでしょうか? 医学的に即効性のある治療はステロイド注射ですが、当然現地では実施不可能です。


現実的な解決法としてテーピングで対応することになります。腸脛靭帯炎ではtoe-inで疼痛が誘発されることが多いです。このため、toe-outの肢位でテーピングすることになります。


具体的には膝関節軽度屈曲位として toe-outにしてから、大腿部と下腿部のアンカーの間で腸脛靭帯に沿って伸縮テープを2~3本回旋するように巻きます。


ちなみに釈迦に説法だと思いますが、toe-outとは足趾が外側に向かう方向です。膝関節軽度屈曲位で knee-inし、足部を外側方向にする肢位でテーピングを巻くとよいでしょう。


これによって、腸脛靭帯と大腿骨外顆の間のインピンジがやや緩和されるので、帰宅までの急場をしのげる可能性が高まります。


腸脛靭帯炎の既往がある方が登山や長距離サイクリングを実施する際には、鎮痛剤やシップに加えて、テーピングテープを持参することを強く推奨します。





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オーストラリア理学療法協会のスポーツ理学療法士による実践的な教科書です。
治療的テーピングの概要を学ぶことができます。



 






株式投資で負けない精神構造とは?

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先日、株式投資にかんしてナルホド...と唸らされる記事に遭遇しました。東洋経済オンラインのなぜ損を避けたい人ほど大損してしまうのか です。


経済学の分野では行動ファイナンスが注目されていますが、人間の行動は本質的に「損失回避的であるといわれているそうです。


例えば株を買ってその後上がったとします。上がればうれしいのは当然です。ところがそのとき、心の中に2つの矛盾する気持ちが生まれるのです。1つは「まだ上がるかもしれない」という期待感、もう1つは「今売っておかないと下がるかもしれない」という不安感です。「損失回避性」の強い人の場合、後者の気持ちが強くなりますので、わずかな利ザヤでも利益確定をしたくなります。

逆に、下がった場合はどうでしょう。投資した企業の業績が悪化したりして下がる場合は早く見切りをつけて売ったほうがいいことが多いのですが、損を確定するのが嫌で、そのまま持ち続けます。さらに下落が続いても我慢を続けることになりますが、下落の最終局面では、いわゆるセリングクライマックスが起きて下げ幅が拡大します。そうなると心理的にはパニック状態に近くなり、「このまま持っていたら潰れるかもしれない」と慌てて売ってしまいます。だいたいその後、株価は上昇することが多いのです。これは当然です。最後に売る人がいなくなれば株は自然に上がるからです。

結果として上がったときはわずかな利ザヤで、そして損切りしたときの幅は大きいため、よくいわれるように「株は9勝1敗でもなかなか儲からない」となってしまうのです。



少し長い引用になりましたが、非常に的を得た例です。
  • 株価が上がる → 今売っておかなければ下がるかもしれないと焦って売却するため利益は小さい
  • 株価が下がる → 損失確定が嫌なので損切りしないが、セリクラ発生でパニックになり大底で売ってしまい巨額の損失確定


似たような経験は、皆さんにもあるのではないでしょうか。人間なので精神の弱さは仕方無い面があります。そうは言ってもこのような行動ばかりでは投資で勝てないこと必定です。


ちなみに私の場合、このような精神状況に追い込まれてしまい、痛い投資行動を採ってしまうことはほとんどありません。


その理由は、株価が下落したときは機械的に買い下がり、株価が上昇するとその株に投資していることを忘れるからです。正確にはその銘柄に対する興味が無くなるのです。


なぜ株価が下がったときにパニックにならないのでしょうか? それは破綻可能性が極めて低い銘柄にしか投資しないからです。むしろ株価が下落すると安く買えるので嬉しい!


一方、株価が上昇すると興味を無くしてしまうのは、株式投資する目的が安定的な配当を永続的に獲得するための権利を購入することだからです。


つまり、株価そのものではなく配当に興味があるため、上昇している株価が下落したとしても、どうせ売却するわけではないので、あまり気にならないという精神状態なのです。


このような精神構造は長年相場に身を置くことで何となく体得したものですが、改めて他人に説明されると妙に得心してしまいました。


やはり株式投資で勝つ秘訣は、
  1.  自分の投資戦略にしたがって 
  2.  淡々と機械的に投資して 
  3.  決して一時的な欲や恐怖に惑わされない 

だと思います。言うは易く行うは難し、だと感じるかもしれませんね。しかし、私のように配当にフォーカスし続けると、株価が気にならなくなるかもしれない?!






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DocuSign導入で DX後進国を実感

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先週末は半日ほど、DocuSignという電子署名サービスの導入で四苦八苦していました。この手のクラウドサービスは非常に便利ですが、導入時に一山越える必要があります。


電化製品等でありがちな取扱説明書というものは存在せず、ウェブ上のカスタマーサービスにある項目毎の説明ページを都度確認しながら、実地で習熟していくしかありません。


サイトの UXはなかなか優れているのである程度は直観的に操作できますが、慣れるまでこちらのニーズに即した細かいアレンジをできないことが難点です。


土曜日の夕方から初めて日曜日の午前 10時頃に開眼し、正午頃にはほぼ DocuSignを使いこなせるようになりました。今回の苦闘で気付いた点が 3つあるのでご紹介します。



気付けば米国製サービスに囲まれている

会社では下記サービスを利用して、ほぼ完全なリモートワークを実現しています。年間約40万円で月額では 35000円にしか過ぎません。最高水準の業務環境がたったの 35000円です。

  • BOX
  • G-Suite
  • Slack
  • freee
  • DocuSign


上記のうち、freee以外はすべて米国企業のサービスであることに気付きました。特に私は米国が好きでも嫌いでもありません。


しかし、サービスの質と価格のバランスのベストミックスを追及すると、どうしても米国企業のサービスを選択せざるを得ないのです。


BOXの代替は、DropboxやGoogle driveで米国企業です。G-Suiteは代替さえありません。Slackの代替は日本の Chatworkでいい線いっていますが Slackの方がやや使いやすいです。


一方、今回の DocuSignは、国内でたくさんのサービスが立ち上がっていますが、いずれもDocuSignの 3倍以上の価格です。業界最大手がダントツ安なら DocuSign一択です...。


唯一、freeeのみが気を吐いています。日本人としては是非がんばってほしいものですが、グローバルに展開するのはなかなか難しそうな気がします。



日本が DX後進国は本当だった

米国では、契約業務がほぼ DocuSignに置き換わっているようです。日本でも菅総理が脱ハンコを打ち出していますが、周回遅れも甚だしいことに気付きました...。


DocuSignの UXを一度体験すると、日本の商習慣は石器時代のような感覚になります。最近、法人印鑑をチタン製に変更する手続きをしましたが、ほぼ無意味な作業でした。


コロナ禍の後押しもあって、菅政権はデジタル化を推進しています。周回遅れも甚だしいですが、私はもろ手を挙げて応援したいです。つまらない商習慣をぶち壊しほしいですね。



大企業の中抜きが横行している

Box導入時にも感じましたが、DocuSignでも大企業の子会社の中抜きが目につきました。私でさえも半日でマスターできたサービスに対して、どうして大企業を通す必要があるのか?


普通のネットリテラシーがあれば、誰でも自力で導入できるレベルなのに、大企業が中抜きしている様を見かけるのは、ちょっと微妙な感じです。


そんなところで小銭を稼ぐのではなく、DocuSignに伍するようなサービスを自分たちで立ち上げる気概はないのでしょうか? 大企業至上主義の社会に明日はなさそう...。





愚痴っぽい感じの感想になってしまいましたが、やはり若手の人にはどんどんがんばって新しいサービスを立ち上げてほしいと思います。


私のビジネスパートナーは、20~30歳台前半の方がトップの会社が多く、いつも刺激をもらっています。彼らよりひとまわり歳をくっていますが負けないようにがんばろう。






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