整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

大腿骨転子部骨折回旋転位の補正法

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、不安定型の大腿骨転子部骨折の手術がありました。不安定型骨折では骨膜の連続性が破綻しているため、牽引しても充分な整復位を獲得できないことが問題となります。


1 - コピー



今回の症例は粉砕しているものの、骨膜連続性が破綻しているか否かは牽引するまで分かりませんでした。骨膜破綻に気付いたのは牽引しても全く整復できなかったからです。


骨膜が破綻すると、近位骨片は外旋筋群に引っ張られて過度に外旋します。ある程度骨膜に連続性がある場合には、下肢を内旋位で牽引することで近位骨片は整復されます。


しかし、骨膜の連続性が完全に破綻すると、下肢を内旋位で牽引すると回旋転位が増大するだけです。このような場合には下肢を近位骨片に合わせて外旋位で牽引する必要があります。


下肢を外旋位で牽引すると骨折部の透視が非常に分かりづらくなります。このため、手術台を健側下に傾けて近位骨片の外旋位を補正する必要があります。



2 - コピー



上図では、健側である右側を傾けて、骨折部が内外旋中間位となるように調整しました。こうすることで綺麗な整復位を得つつ、ストレス無く手術を施行することができます。


牽引しても全く整復できないときには焦りますが、回旋転位に関しては今回のような方法で対応することが可能です。大腿骨転子部骨折のちょっとしたTIPSをご紹介しました。






★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


整形外科医なら誰もが所有している骨折治療のバイブルです。豊富な図や画像が提示されており、骨折手術におけるAOの考え方や基本原則を学べます。








起業のススメ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネスを巡行状態に持っていく能力を持つ起業家は、非常に稀で貴重な存在です。起業家は、新しい雇用を創出し、多額の税を納めて世の中に貢献します。


イノベーションはスモールビジネスから生まれることが多く、既存の大企業しか存在しない社会は、衰退への道を歩み始めます。経済にも生物と同様に新陳代謝が必要なのです。


一方、起業は成功率が低くて一般的には危険な行為です。少なくとも生活を掛けて起業することは、決してお勧めできません。


しかし、生活の危険が無い立場で起業するのはどうか?この場合、ローリスク(ノーリスク)・ハイリターンを見込めます。なかなか美味しい話だと思いませんか? 


特に、一般サラリーマンと比べて可処分所得の高い医師は、起業するのに有利です。この有利な立場を利用しない手はありません。可処分所得以外にも医師の優位性はたくさんあります。

  • 社会的身分が高い(と思われている)
  • 社会的信用力がある
  • 基礎分野にもそれなりに精通している人が多い


これらの優位性は、特に立ち上げの初期段階では大きな武器となります。肌感覚では、何のバックグランドも無い一般サラリーマンと比べて、10倍程度は有利な印象を抱いています。


それでは、どのような分野で起業するのがお勧めか? これを考える上では、医学博士を取得するために行う研究が、ひとつの参考になると思います。


医学研究には、ラットなどの生物を扱うものと、画像などのデータを扱うものがあります。俗っぽいですが、どちらが楽に研究できるかと言うと、画像などのデータに軍配が上がります。


起業のネタも研究と同様に、扱いやすい商品を選択する方が圧倒的に楽です。例えば、飲食店で起業するケースでは、扱う商品は食材です。食材は腐ったり嵩張るので面倒ですね。


これに比べて書籍や雑貨は、腐らないので食材よりも扱いやすいです。しかし、これらのモノも嵩張るという難点があります。物理的な保管場所を確保しなければならないです。


もっと扱いやすいモノは無いのか? コンサルティング業などは腐らなくて嵩張らないので、(自分の時間以外の)在庫管理は必要ありません。小資本で起業することも可能です。


しかし私は、コンサルティング業などの自分の時間を投下するビジネスは拡張性が無いので好きではありません。


私が最もお勧めするのは、電子媒体やデータです。腐らなくて嵩張らないし、拡張性も確保できます。更にクラウドやITとも相性が良いです。


電子媒体やデータというと書籍や情報教材をイメージする人が多いですが、そんなレッドオーシャンで戦うよりも、もっと自分の得意分野に特化したモノを探し出しましょう。


研究をライフワークにしているなら、自分の研究分野では日本一や世界一を狙える場合も少なくありません。今一度自分の研究テーマがビジネスに結びつかないのか考えてみましょう。


例えば、公衆衛生の分野では各種統計を扱います。このようなビックデータから個人情報を切り離して加工することで、保険会社などにデータを売却できるかもしれません(※)。


※ すでにこの分野で起業している医師は存在します


このように少しアタマを捻ることで思わぬビジネスアイデアが生まれる可能性があります。あと、もうひとつのポイントは、いつも外の領域や世界に目を向けることです。


自分と異なる世界に生きている人と交流を持つことで、自分の属する世界では想像もつかない新規性のあるアイデアを思いつくことがあります。他流試合をどんどん実践しましょう!


もちろん、クリニック開業や不動産投資もアリですが、両分野とも参加者が多くて競争が激しいことと、経済規模が縮小していくトレンドなので苦しい戦いとなること必定です。

  1.  医師のメリットを享受できる
  2.  できるだけ競合の少ない分野
  3.  小資本で起業できる


この3つを全てクリアできるニッチな分野を探して、ブルーオーシャンの大海を泳ぎ回ることが理想的だと思います。


なかなか、このような分野を見つけられないのが現実ですが、他の分野よりは手つかずの事案が多く存在することも事実です。


意識の持ち方で、他の人に見えないモノが見えることもあります。常に何かチャンスの種が落ちていないかを注意しながら、日々の診療に臨むことが吉だと思います。





★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




旅館業はもうダメかも・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年4月から営業許可を取得して旅館業を営んでいますが、今年の5月以降は苦戦が続いています。とにかく尋常じゃないぐらい宿泊施設建築ラッシュが続いています。


まさに雨後の筍の勢いです。肌感覚として厳しくなってきたなと感じていますが、実際にどれぐらい落ち込んでいるのかグラフ化してみました。系列1は2016年、系列2は2017年です。



稼働率 - コピー



系列1は2016年、系列2は2017年です。横列の1=4月で、12=3月です。昨年比で、6月、7月の落ち込みが激しいです。そして8月もこの分では厳しくなりそうな見込みです。





営業利益 - コピー



次は営業利益です。修繕費をかなり厳しく見積もっているため実際にはもう少し手残り金額は多いですが、こちらも6月以降で落ち込みが激しいです。





粗利率 - コピー



最後は粗利率です。開業当初は65%を超えていたのですが、徐々に低下して現在は55%程度しかありません。この原因は客室単価が下がっていることと、送客手数料の上昇です。


集客力の低下をカバーするために、客室単価を引き下げてOTAの集客オプションを購入しているのですが、供給過多による需給関係の崩れをカバーすることができていません。


あぁ、恐ろしいぐらい先行きが暗いです。。。賃貸へのコンバージョンを考えるラインは営業利益20万円なので、もう少し余裕があります。しかし、1年後はアブナイかもしれません。


急激な経営環境の悪化は肌感覚で分かるものの、
実際に数字化すると、より現実味が増します。つい先送りしがちな現状分析ですが、生き残りのためには必須の作業です。


2015年から始めた民泊は、遵法性の担保が難しいことと収益的にもレッドオーシャン化したので早々に撤退しました。そして収益性悪化の大波は、上流の旅館業にも押し寄せています。


苦労して立ち上げたビジネスからの撤退は辛いものですが、いつまでも拘っていると地獄を見ます。環境が悪化すれば躊躇なく撤退することが肝要です。


幸い、すでに初期投資費用は全額回収しています。あとはどれだけ利益を上積みして撤退できるかだけが問題です。旅館業撤退の時期を探りながら、もう少し頑張ってみようと思います。


そして、このような撤退は、本丸(?)である医療業界も例外ではありません。今はこの世の春の状態ですが、日本経済が沈没すれば医療業界の沈没も不可避です。


技術や専門性への過信は厳禁だと思います。高給を得ているのは技術や専門性の高さではなく、あくまで需給関係によるものに過ぎないことを忘れてはいけないです。。。






★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

           管理人の著書
   勤務医のための資産形成マニュアル
      医師のための 資産形成講義
2015神戸セミナー

      築古木造戸建投資マニュアル
      医師のための 金融資産形成術
医師のための金融資産形成術

        タダで自宅を手に入よう!
   資産形成のコンサルテーション・サービス


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール
QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。