整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

アウェイで知るホームのありがたみ

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先日、他院で人工股関節全置換術(THA)を施行しました。この医療機関では何度かTHAを施行したことがありますが、前回の手術は少なくとも2~3年以上前のことです。


手術室スタッフをはじめとするコメディカルのレベルは高く、比較的手際よく手術は進んでいきました。しかし、何かが違うのです。


例えば、寛骨臼内の処理をするのにヘルニア鉗子を右手に受け取った時に、普段と重さやサイズが微妙に異なるので思わず見直してしまいます。


些細なことではありますが、一事が万事なので何だか非常に違和感を抱きながら手術が進んで行きます。普段以上に周囲に気を遣っていたので非常に疲れました。


今回は事前に周到に準備をしており、開創鈎までメイン医療機関から持参しましたが、それでもホームとは全く異なる感覚でした。


アウェイで手術をする度に思うのですが、ホームで何事もなく手術ができるのは術者の技量もさることながら、コメディカルを含めた環境のおかげだということです。


いわゆる「チーム」が経験を積み重ねることでパフォーマンスを上げていくのでしょう。大事なポイントだと思いますが、ホームでしか手術していないと気付きにくい点ですね。






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偉大な先代の肩に乗っかる

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多くの医師は、自分の働きこそが医療機関の屋台骨であり、自分の存在が全体を支える屋台骨だと考えているのではないでしょうか。


もちろん実際にも、医業収入のほぼ 100%は医師の診療行為から生まれていますので、このように医師が考えてもおかしくはありません。


私がメインで勤務している医療機関においても、このような考えが成り立ちます。少なくとも日本にいる限り、医業収入のほぼ 100%は医師が稼ぎ出しているからです。


しかしこのような考えは、物事を断片的にしか見ていないと考えています。メインの勤務先は、透析・リハビリテーション・整形外科が収益の 3本柱となっています。


それぞれかなりの高収益領域なのですが、これらの高収益領域は医師が主導しているように見えて、実はそうではないことを感じています。


どういうことかと言うと、これらの 3つの高収益領域の仕組みを創り上げたのは、他ならぬ経営者だからです。


透析やリハビリテーションの箱を作り、そして効率よく集患して、医師も含めて内部の仕組みを整えてシステマティックに医業収益を積み上げる。。。


このような芸術的な仕組みを作り上げたのは、先代の病院開設者です。残念ながら、この先生は最近お亡くなりになられました。


そして生前お話させていただいた時には、会話の内容のスケールの大きさにしばしば感嘆したものです。たった一人でこれほどまでに大きな仕組みを創ったのか...


この医療機関で働いている 1000人近い人は、先代が築いた仕組みに養われています。確かに表面的には医師が稼ぎ出しているようにも見えます。


しかし、私たちは単にそこに居て仕組みがもたらす収益機会を確実にモノにしているだけに過ぎません。本質的には先代がたった一人で創り上げた仕組みに乗っかっているだけです。


恥ずかしながら、私がこの事実に気付いたのは先代がお亡くなりになった直後でした。この優れたシステムは水のような存在なので、恥ずかしながら存在に気付かなかったのです。


一人の人間がここまで大きな仕組みを築けることに対する畏敬の念と、このような巨人が世の中にはたくさんいて、そのおかげで社会が回っている事実に今更ながら気付きました。


最近、営業に回って先代の創り上げた収益システムとは別のところに立脚した集患手段を作ろうと奮闘していますが、全体を見ると所詮は砂粒程度の効果しかあげられていません。


まだまだ 手のひらの上の孫悟空状態 なのです。このような先代の創り出した驚嘆すべき 実績を参考にして、自分でも新たな仕組みを創ってみたいと思う今日この頃です。







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棘上筋停止部は小結節まで及んでいる?!

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先日、肩関節の棘上筋腱停止部について調べる機会がありました。何となくですが、腱板の構成体のひとつなので、上腕骨大結節にべったり停止している印象がありました。


しかし、肩関節の文献を調べていると、意外にも大結節の前内側に停止しているようです。しかも文献によっては結節間溝をまたいで小結節まで停止部が存在するとのことでした!



222 - コピー (2)



上記は東京医科歯科大学の望月先生による別冊整形外科58:7-10、2010のからの転載なのですが、この文献によると棘上筋停止部は小結節まで及んでいるようです。


大結節にべったり停止しているのは棘上筋ではなく、むしろ棘下筋の方のようです。意外なほど棘上筋は前方にシフトしていました。


私は、上腕骨の小結節に停止するのは肩甲下筋とバカのひとつ覚えのように記憶していましたが、どうやら認識を変える必要がありそうです。






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