整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

2025年問題を考える

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2025年問題をご存知でしょうか? 2025年は、総人口が減少する中でも増加していた75歳以上の高齢者人口が減少に転じる見込みとなる年です。


人口問題は、医療・投資・不動産に対して、極めて大きな影響を及ぼします。過去2回ほど、高齢化社会の極期以降は、高齢者さえも居なくなっていくことをご報告しました。





そして、高齢化社会といっても、全国一律に人口が減っていくわけではありません。人口構造の推移は、下記のように地域ごとに大きく3つのタイプに分けられます。

  1.  都市型
  2.  地方都市型
  3.  過疎地型


①は、東京都に代表されるタイプで、現時点での人口がピークで、緩やかに総人口が減少します。一方、75歳以上の高齢者人口は急激に増加します。


②は、長野県に代表されるタイプです。すでに人口のピークが過ぎて、緩やかに総人口が減少しています。75歳以上の高齢者人口は緩やかに増加していきます。


③は、秋田県に代表されるタイプです。すでに人口のピークが過ぎて、急激に総人口が減少しています。75歳以上の高齢者人口も緩やかに減少していきます。


医師の立場からは、自分の診療圏が上記の3つのいずれのエリアにあるのかは熟知しておくべきでしょう。そしてクリニックを開業する場合、②のエリアは要注意です。


②→③に移行するタイミングがいつごろになるかは、クリニックの寿命に関わってきます。 そこまで超長期で考える必要はないと思う方が大半でしょう。


しかし、going concernを前提にするならば、検討項目のひとつにするべきです。特に継承まで見据えると、避けては通れない問題だと思います。





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痒いだけの帯状疱疹?

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先日、入院中の方の左下腹部に皮疹ができて痒がっているとの連絡を受けました。診察したところ、発赤を伴う皮疹です。腰部から下腹部までの帯状皮疹です。


どうみても帯状疱疹のような・・・。しかし、疼痛はなく掻痒感のみとのことです。少し耳が遠い方なので、大きな声で何度も問いかけますが、やはり痒いだけで痛くはないとのことです。


疼痛がなくて痒みだけある帯状疱疹ってあるのか? と思いながらも皮疹は帯状疱疹っぽかったので、ゾビラックスを処方しました。


やはり、腑に落ちないので調べてみると、帯状疱疹でも稀に痒みだけの例があるそうです。そもそも、痒みも疼痛も自由神経終末で受容され、ともにC繊維で大脳皮質へ入力されます。


痒みと疼痛は全く同じ神経で感じているわけではないようですが、知覚神経の中でもかなりお互いに影響を及ぼしあっているそうです。


このため、通常は疼痛を感じる帯状疱疹であっても、痒みとして発症するケースもあるようです。退場疱疹=疼痛と思っていましたが、痒みや痛痒いというパターンも存在します。


特に高齢者などの免疫機能が低下している症例では、注意が必要なのかもしれません。






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医師の暴走を止めるには・・・

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先日、40歳台女性が両膝関節水腫で初診しました。
受診目的は「両膝の水を抜いてほしい」です。


診察すると両膝ともパンパンに張っていて、やや白濁した関節液を60mlずつ穿刺しました。問診では関節リウマチに対して某クリニックで「漢方」の治療を受けているそうです。


普段は、近くの病院で1~2週に一度の頻度で関節穿刺を受けているそうですが、その日はたまたま休診だったので、私が勤めている医療機関を受診したようです。 


関節リウマチは、明らかにコントロールされていません。その「漢方」の治療を行う某クリニックには3年ほど通院しているのですが、この1年ほどは同じ状況だそうです。。。


そんなクリニックが本当に存在するのかと思って、外来終了後にネットで調べてみると、確かにありました。全国的に有名なクリニックのようで、唯我独尊な治療(?)を展開しています。


ステロイド剤やDMARDsは全否定で、漢方だけで「完治」 できると謳っています。関節リウマチで「完治」ですか・・・。経歴をみると、さすがにリウマチ専門医ではなさそうです。


かなり遠方にあるクリニックなのですが、交通費も惜しまず定期的に通院しているようです。 う~ん、アナザーワールドが広がっていることを垣間見ました。


ここまでの事実を勘案すると、このクリニックが悪いと思う方が多いでしょう。しかし、私はそうは思いません。何故なら、その患者さんは既存医療に高度の不信感を抱いていたからです。


このような既存医療に不信感を抱く一部の患者さんの熱烈な需要があるために、このクリニックには全国から患者さんが集まってくるのでしょう。 


そして、その一因を作っているのは、営利目的のためには手段を選ばないマスコミの姿勢だと思います。過度の偏向報道や近藤理論礼賛も、売れれば何でもOKだからです。


つまり「エビデンス無視の医療機関」「既存医療に不信感を抱く患者さん」「利益のためには手段を選ばないマスコミ」が三位一体となって、この不幸な状況を作り出しているのです。


もちろん、医療機関は免責ではありません。自由診療はもちろん、保険医療においても、 極端な行動に走る医師のチェック機構が存在しないことは、由々しき問題ではないでしょうか。。。






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