整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

授乳婦さんのde Quervain病って、困りますよね

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昨日の午前は出張先での外来でした。
出産後3ヶ月の授乳婦さんが、2週間前からの左手関節橈側の痛みで初診されました。


診察するとde Quervain病(長母指外転筋狭窄性腱鞘炎)でした。以前に
出産後の手根管症候群についての記事を書きましたが、de Quervain病もまた妊娠中や産後に好発するのです。


妊娠中や産後のde Quervain病は、ホルモンバランスの変化で腱鞘内に浮腫性変化が生じることで発生します。赤ちゃんを抱っこし過ぎることも一因だと言われています。


一般的に授乳中の方には手関節の安静を図ることを目的にシーネ固定をすることで治療を行いますが、妻が育児中の管理人的にはなかなか実践しづらい治療方法であることも理解できます・・・。なかなか授乳中の方に治療するのは難しいですね。


そこで、今回は初回からステロイドの腱鞘内注射を施行しました。いきなり伝家の宝刀を抜いてしまったので後が無いのですが、授乳婦さんなので仕方ありません。何とか痛みが軽快して欲しいものです。





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手の外科の実際                       私の手の外科―手術アトラス








久しぶりにお会いすると肥えていました・・・。リリカの副作用か?

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今日の午前は出張先での外来でした。THA術後フォローの患者さんが定期健診で受診されましたが、この方には帯状疱疹後神経痛に対してリリカを投与しています。


3ヶ月ぶりにお会いしたところ、ふっくらとされていました。「?」と思ってお伺いすると、何と3ヶ月で5Kgも太ったとのことです!これは噂に聞くリリカのSEのひとつである体重増加なのでしょうか?


ふっくらされているのはお腹周りが中心で、四肢末梢の浮腫は認めませんでした。特に、食欲が亢進しているワケでもないそうです。そこそこの年齢の方で、3ヶ月に5Kgも体重増加することはあまり無いように思います。


ただ、自分の経験上、体重を減らすことは難しいですが、油断をすると簡単に体重は増えてしまいます(笑)。だから、もし自分の立場であればリリカのSEとは言い切れないなと思ってしまうので、判断が難しいところです。


しかし、このまま見過ごすワケにはいかないので、とりあえずリリカの処方を一旦中止しました。次回は体重の推移を観察するため、2ヵ月後に再診の予約しました。


これで体重が元に戻っていればリリカのSEの可能性が高いということになります。リリカを処方する場合には、やはり体重増加の有無もヒアリングする必要があるなと感じました。





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 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





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       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



後十字靭帯性裂離骨折で骨癒合は得られましたが・・・

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今日の午前は外来でした。雨なので患者さんが少なくて楽な外来でした。
2ヵ月前に膝関節の後十字靭帯性裂離骨折を受傷された患者さんが来院されました。


この方は70歳台だったので、手術は施行せずにPCL軟性装具を常用していただき保存的に治療を行いました。本日の単純X線像で、脛骨後顆裂離骨片の骨癒合を確認できました。


しかし、裂離骨片が約10mm程度中枢側に転位した状態で骨癒合しているので、健側の膝関節と比べると後方への不安定性が若干残存していました。


PCLの靭帯部分での損傷に比べて、裂離骨折は骨癒合してしまえば予後が良いと思っていました。しかし転位した状態で骨癒合するのであれば、機能的予後は大差無いかもしれません・・・。


よく考えてみれば、転位した距離 : PCLの全長=1:5 程度にはなりそうです。これだけ転位した距離の全長に対する比率が高いと、PCLが機能不全になることも納得できます。


やはり、若年者で転位が大きな後十字靭帯性裂離骨折は、基本的には手術をお勧めした方が膝関節の機能的予後は良好なのかなと思いました。




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