先日、某新聞社主催の市民講演で、パネリストの一人として登壇しました。パネリストは私を含めて3名で、私以外は他病院の糖尿病内科医と消化器外科医でした。
内科・外科・整形外科混成のごった煮のような市民講演でしたが、盛況で会場は300人以上の方でごった返していました。
私は新聞社主催の市民講演に登壇するのが今回で2回目なのですが、新たな気付きを得たのでご報告させていただきます。
まず、このような市民講演で重要なことは、話してる内容よりも写真写りの良さです(笑)。学会発表と異なり、一般の方は話している内容をほとんど理解していないからです。
このため最も重要なポイントは、聴衆にアピールできる外見ということになります。講演中に新聞社のカメラマンが壇上の私たちを何度も撮影していました。
彼らが撮影していることを意識しながら、効果的な画像になるようにややオーバーリアクションで講演します。
後日、講演内容は新聞に掲載されますが、この際に使用される画像のビジュアルの良さがその後の反響につながります。
もちろん、講演中にいい加減なことを話ししてはいけないのですが、講演内容の正確さにこだわるあまり、下書きを棒読みする方を散見します。
このような方は、聴衆に対してあまりインパクトを与えません。講演内容の正確さよりも、できるだけわかりやすく医学のお話をすることがポイントです。
実は、一緒に登壇した某病院の外科部長は横文字を連呼して私が聞いてもよく分からない手術テクニックを延々と説明していたので、会場にはちょっと微妙な空気が漂っていました。
とどめに「がん研のホームページを見ていただいたら分かりますが」というフレーズが飛び出したのですが、聴衆の平均年齢は70歳オーバーなので難しい要望だと思いました。。。
一方、私は馬鹿にしているんじゃないかと思われるほど噛み砕いた言い方でお話ししたのですが、実はこの日に最も好評だったのは糖尿病内科の先生でした。
この先生は非常に場数を踏んでおり、講演での笑いのツボを押さえていました。このため、私程度の経験ではなかなか太刀打ちできませんでした。
私は月2回以上のペースでセミナー講師をしているので、かなり人前で話すのは上手な方だと思っていましたが、この方にはどうやら完全に負けていました。
今回の経験を通じて、医師であっても一般人にアピールできるスキルを身につけておく方が得だということを感じました。
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