整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

お金の問題を解決するには?

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勤務医のための家計&マネー力UP講座 のつづきです


民間医局で有名なメディカルプリンシプル社発行のドクターズマガジンの特集記事ですが、勤務医の私からみて的を得ていると思ったのが、『 勤務医の年収は恵まれていますが、高い税負担や社会保険料、増えがちな交際費や服飾費、惜しみない教育費、住居費によって、「可処分所得」は必ずしも多くはないことに無自覚な傾向にある 』と述べているところです。


これは確かにその通りで、謙遜ではなく本当にお金に余裕が無い家計状態の方が多いです。40歳代になると教育費などの子育て費用が重く圧し掛かってきますので、資金繰りが苦しくなってきます。少なくとも中堅世代の勤務医で、家計に余裕のある世帯は少数派だと思います。


収入が頭打ちなのに支出が増加するので、必然的に年を追うごとにお金に余裕がなくなってきます。院内でのポストが上り、責任や雑用だけ増えて給与は増えずという状態に耐え切れなくなって、高給を求めて転職したり開業を志向する勤務医が後を絶たちません。


しかし、それでは全く問題は解決しないのです。仮に転職により年収が300~400万円ほど上るケースでも、税率を考えると可処分所得ベースでは150~200万円増えるだけです。子育て世帯であれば、2~3人の子供を塾や習い事に通わせるだけで使い切ってしまう金額です。


では、開業医はどうかというと、盛業中の場合にはさすがにお金に余裕はあります。これは税引き前である程度費用計上することが可能になることや、収入の絶対値が勤務医よりも高いことが要因です。しかし、どうしてもある程度は生活が派手になるため、収入の割りには資産が少ない方が多いように感じます。したがって体調を崩して診療できなくなった瞬間に、経済的に破綻してしまう恐怖がつきまといます。


つまり、経済的な問題を解決するためには、収入を上げるだけでは解決策にはならないのです。経済的な問題を解決するのに最も推奨される方法は、自身のファイナンシャルリテラシーを上げることです。しかし、一言でファイナンシャルリテラシーを上げるといっても簡単なことではありません。


次週 日曜日につづく




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尺骨神経亜脱臼によるfriction neuritisに対する尺骨神経皮下前方移行術

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昨日の午後の手術は、尺骨神経亜脱臼を繰り返すことが原因となって発症したfriction neuritis ulnar nerveに対する、尺骨神経皮下前方移行術でした。


尺骨神経亜脱臼は、成長期に急激に身長が伸びた方(10cm/年以上)に発生することが多いそうです。神経などの軟部組織の成長が骨の長軸方向の成長に追いつかない結果、成長期終了後も神経の緊張が残存してしまうことが原因といわれています。


治療については、①King変法 ②尺骨神経皮下前方移行術 の2つが代表的なものです。まだどちらがより望ましい治療方法であるかは結論が出ていないようですが、②尺骨神経皮下前方移行術を選択するケースが多いようです。


①King変法は、比較的小皮切で手術可能ですが、デメリットとして術後の前腕屈筋群の筋力低下や創部痛の残存が挙げられます。このよう症状は、②尺骨神経皮下前方移行術では起こり難いですが、皮切や展開が大きくなるのがデメリットです。


また、手術の際のポイントとして、中枢側の内側上腕筋間中隔および末梢側のOsborne靭帯をしっかり切除して、両端で尺骨神経のスムーズな動きを阻害しないようにする必要があります。視覚的に尺骨神経の走行が全体的になだらかな後方凸のカーブを描くようにすることが重要です。


尺骨神経は前腕屈筋群の筋膜上に前方移行しますが、二枚おろしにした皮下脂肪を前腕屈筋群起始部に縫着して尺骨神経を包み込ます。こうすることで前方移行した尺骨神経が後方に再移動しないようにします。

短母指伸筋腱(EPB)の単独損傷

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今日の午前は、短母指伸筋腱(EPB)損傷に対する腱縫合術でした。今回の症例は、MPJ部でのEPB単独損傷だったので母指IPJの伸展は弱いながらも可能でした。


術中所見では、EPBが2cm程度中枢に短縮していました。母指IPJは伸展可能なので、長母指伸筋腱(EPL)損傷は無しと予想できましたが、隣接しているのにEPBのみ断裂するのは不思議な感じですね。


一般整形外科医がこの部位を展開するのは、母指対立再建術の際に長掌筋腱(PL)もしくは尺側手根屈筋腱(FCU)をEPBに腱移行するときがほとんどだと思います。


その術中所見を思い出していただくと分かると思いますが、確かにEPLもEPBもそれなりに幅がある腱なので、どちらかが単独損傷することもありうるんだなと再認識しました。

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