整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

膝関節腔内注射後のテープの貼り方

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最近、夜診の新しいアルバイト先を開拓しました。
いつものごとく、アルバイト基本講座で解説している手法で獲得したペイの良い優良案件です。


所変われば品変わるではありませんが、医療機関毎のしきたりが違って興味深いです。今回のアルバイト先では、関節注射後のテープの貼り方で気付きを得ました。


通常、膝関節腔内注射は膝伸展位でPF外側から施行するため、そのまま膝関節伸展位で
注射後のテープを貼ることが多いです。


しかし、この医療機関では関節腔内注射後に一旦膝関節屈曲90度にして、その状態でテープを貼っていました。こうすることで、テープを貼った状態でも突っ張らないので膝が曲がりやすくなります。


小さなことのようですが、この配慮は患者さんからウケが良いようです。1ヵ所だけで勤めていると、どうしてもその医療機関のしきたりに染まってしまいます。


しかし、アルバイト等で他流試合をすることによって、いろいろな医療機関の優れた手法や気付きを学ぶことができるなと改めて感じました。




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TKA: CRタイプの大きさで迷ったら小さめサイズですが・・・

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今日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)でした。骨質が良好で軟部組織も弾力性が保たれているため、術野の展開が容易な症例でした。本日の使用機種はZIMMERのNEXGENです。


比較的若年で関節可動域の保たれている症例にはCRタイプのインプラントを選択しています。本日もCRタイプを予定していました。大腿骨顆部のサイジングをするとサイズDとEの中間でした。


大腿骨側のインプラントサイズで迷った時には、PSタイプではPCLを切除すると屈曲ギャップが大きくなるため、これをカバーするために大き目のインプラントを選択します。


逆にCRタイプではPCLが効いてギャップが小さいため、小さめのインプラントを選択します。本日はCRタイプの予定だったので、中間サイズではサイズDを選択することが多いと思います。


しかし、大腿骨側トライアルを顆部に並べて比べてみるとサイズEの方が同じぐらいの大きさでしっくりきました。教科書的にはサイズDかもしれませんが、実際の顆部にはサイズEの方がより合っていたのです。


臨床の現場では、教科書よりも実際の状況に合わせて手術を進めることが多々あります。杓子定規に教科書の知識に従うよりも、実際の骨の形状に合わせて治療を進めるべきかなと思いました。




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公共プールの約6割で大腸菌を検出

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Medical Tribune 2013年7月25日号で、公共プールの約6割で大腸菌を検出 という記事がありました。


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Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR, 2013; 62: 385-388) 


・ 米疾病対策センター(CDC)は、昨シーズン中に公共プールから回収した濾過装置のフィルターを検査したところ、約6割から大腸菌が検出され、糞便による水質汚染が深刻な問題であることが分かったと発表した

・ 塩素などの消毒薬は病原菌を瞬時に殺すわけではない

・ プールに入る前には念入りにシャワーを浴び、下痢をしているときにはプールに入らない

・ 60分ごとにトイレ休憩を取る

・ 病原菌の殺菌力を最大化する適切なレベルの塩素濃度は1-3mg/L or ppm, pH7.2-7.8


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結構、衝撃的な数値で驚きました。私はPTAの役員をしているので分かるのですが、学校の25mプールの水を一度入れ替えるには30-40万円程度掛かるそうです。


したがって、頻回にプールの水を入れ替えるわけにはいけないので、どうしても塩素による殺菌がメインになるのでしょう。しかし塩素だけでは不十分なので、汚染を防ぐには利用者のモラルが大きいことに気付かされました。




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ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。



                      

 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


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