整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

滑膜性骨軟骨腫(osteochondromatosis)に対するTHA

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今日の午前は人工股関節全置換術(THA)でした。
滑膜性骨軟骨腫(osteochondromatosis)による二次性股関節症の症例でした。


滑膜性骨軟骨腫症は、関節の中に多数の遊離体を形成します。この遊離体は関節の滑膜組織由来で、良性の腫瘍性病変と考えられています。この遊離体が関節内に嵌頓して変形性股関節症を併発するのです。


股関節を展開すると、径10~20mm程度の軟骨性の遊離体が股関節内に多数存在しました。
可及的に遊離体を摘出すると、シャーレ一杯分になりました。


理由は分かりませんが、寛骨臼側の骨質は良好であったにもかかわらず、大腿骨頚部の骨質はかなり悪かったです。


注意点として大きな遊離体が残存すると、それがインピンジメントの原因となって易脱臼性をきたす可能性があります。試験整復の際に脱臼傾向をみとめれば、遊離体の取り残しがないかを再度確認するべきでしょう。

鏡視下半月切除術

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昨日の午後は、膝関節内側半月損傷の方の手術でした。
案の上、内側半月後節の損傷でした。


今回は後角損傷だったので、顆間窩からアプローチしました。
70度の斜視鏡があれば、より後節全体を見渡せるのでしょうが、
後角のみなら30度の斜視鏡で充分です。


同じくシェーバーも顆間窩からアプローチして、後角を切除できます。
ちなみに通常のシェーバーは4.5mmですが、
これでは後節まで届きにくいので2.5mmのシェーバーを準備しています。


2.5mmのシェーバーだと、比較的スムーズに後節まで届きます。
ただし、ブレードが小さいのですぐに刃先が痛みます。


通常のシェーバーであれば、何度か再利用しますが、
2.5mmの場合は1-2回利用にとどめる方が無難でしょう。

THA: neck changable type でのカップ設置

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今日の午前の手術は、人工股関節全置換術(THA)でした。
立位において、かなり骨盤後傾の強い方だったので、
カップ設置角度(特に前方開角)が要注意な症例です。


今日のインプラントはWRIGHT MEDICALのProfemur Z でした。
これはneck changable typeのインプラントです。


カップ設置の際に、術前計画よりも前方開角が少しついてしまいました。
カップの固定性は良好だったのでもったいなかったのですが、
ここは敢えてカップを設置し直しました。


いくらステムがneck changable type でも、許容できる範囲には限度があります。
安定した股関節を得るには、neck changable に頼ることなく、
狙い通りのカップ設置角度を追求するべきだと思いました。


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