整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

関節リウマチにおける、症状の季節変動

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昔からよく梅雨どきは関節リウマチの症状が悪化するといわれています。
たしかに診療をしているとそのような患者さんを散見します。


2000年から継続調査されているIORRAの成果のひとつとして、6000名近いリウマチ患者の疾患活動性(DAS28)が、春に悪くなり、秋に改善することが報告されています。


Iikuni N, et al. What's in season for rheumatoid arthritsis patient?
Seasonal lfuctuations in disease activity. Rheumatology(Oxford). 2007 may; 46(5): 846-8.



東京女子医科大学 膠原病リウマチ通風センター 山中教授のお話では、患者さんの自覚症状だけではなく、ESRやCRPまで統計学的に有意さをもって春に悪く、秋に改善するそうです。


まだまだ関節リウマチは解明されていないことが多いですね。

マレット骨折に対する経皮ピニング

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今日の午後は、マレット骨折に対する経皮ピニング(石黒法)でした。
整形外科手術の中では、最も簡単な手術のひとつと思われがちですが何個か落とし穴があると思います。


まず、extension blockのピンですが、中節骨に対する刺入角度が急だと骨片の整復力が不足します。私の中での理想は中節骨内で髄内釘となることですが、刺入点の関係でなかなか難しいです。


更にextension blockのピンを背側皮膚上で短く切断してしまうと、皮膚を介しての整復力が不足します。したがってガーゼ交換の際の邪魔にならない程度に比較的長く残した方が無難です。


DIP関節の固定は指尖から刺入すると簡単ですが、術後の疼痛を残しやすいことと、C-wireが骨折部にかかることが難点です。したがって私の場合、尺側の側方から斜めに刺入してDIP関節を固定します。


4週程度でC-wireを抜去しますが、術後のリハビリテーションも注意が必要です。
何も考えずにDIP関節の可動域訓練をすると再骨折をおこすことがあります


これを防止するには末節骨基部を背側方向に持ち上げながら伸展訓練をおこなう必要があります。たかがマレット、されどマレットといったところでしょうか。

経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その3

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経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その2 のつづきです。


手術に関しては、同じ手術でも項目によってかなり異なる点数になるので注意が必要です。


例: 足関節脱臼骨折のSE stage 2
     骨折観血的手術      K-046-2 / 14810点
     関節内骨折観血的手術  K-073-2 / 17070点
     関節脱臼観血的手術   K-063-2 / 18810点


もちろん、関節脱臼観血的手術 K-063-2 / 18810点で請求します。
ただし、SE stage 4だと関節脱臼観血的手術 × 2~3関節は認められないので、
関節内骨折観血的手術 × 2~3関節となります。


点数の取り漏れもよくあります。
THAでカップ上方に骨移植する場合が多いですが、これは骨移植術 K-059-1 / 14030点を必ず請求します。術後のギプスシーネ J-122も忘れ安いので注意が必要です。


* 点数はいずれも2012年4月1日の最新版です。
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