整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

血清アミラーゼが上昇したら?

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入院中の患者さんで、ときどき血清アミラーゼが高値を示すときがあります。びっくりすることが多いのですが、下記のような症例に多い印象を受けます。

  • 高齢者
  • 術後1週間以降の亜急性期
  • 症状は特に無し
  • 何もしなくても自然軽快


先日もTKAの術後2週間でいきなり血清アミラーゼが上昇した症例がありました。ご本人にお伺いしても腹部症状や口腔内症状も含めて特に所見はありません。


このような場合には、アミラーゼのアイソザイムを測定すればよいのですが、結果が出るまで数日かかるので、本当に緊急性のあるときには役に立ちません。


内科医師にお伺いしたところ、このようなケースでは下記のような対応をすればよいと教えていただきました。

  1. LDHをはじめとする胆管系酵素上昇の有無
  2. 腹部CT施行
  3. 口腔周囲症状の有無
  4. 口腔内の清潔度の確認
  5. CEAやCA19-9などの精査


上記は主に、膵臓と唾液腺の疾患の精査です。意外だったのは口腔内が清潔でない患者さんはアミラーゼが高値になりやすいことです。唾液腺が閉塞しやすくなるからです。


⑤のCEAやCA19-9はアミラーゼ高値が続けば調べてみてもよいでしょう。無症状の症例での多くは、自然に軽快することが多いのでそれほど焦る必要はなさそうです。






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福島県・原子力災害を視察

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先週の週末は、医療系スタートアップの業務で福島県に出張していました。福島市の新規顧問先へのご挨拶が目的です。


わずか1日の弾丸出張でしたが、午前中に少しだけ時間があったので、福島県浜通りの視察に行きました。浜通りは、ご存知のように福島第一原子力発電所のある地域です。


最近の福島県浜通りの状況に関しては、あまり情報が入ってきません。事前に調べてみましたが、実際に帰還困難地域に立ち入りことができるのかさえ分かりませんでした。


今回は富岡町から入って、大熊町・浪江町・双葉町を通って南相馬市に抜ける国道6号線を走破する計画を立てましました。


被災地域を訪れようと思ったのは、原子力災害の現実を直接確認したかったからです。私は原子力発電は必要だと思っているのですが、本当に正しいのかを確認したかったのです。



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富岡町から大熊町に入ると、国道6号線の側道はすべてバリケードで封鎖されていました。帰還困難地域は、徒歩・自転車・自動二輪の通行が禁止されています。



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国道6号線から分岐する道も全て封鎖されています。震災から7年経過していますが、それほど荒れた雰囲気ではないです。しかし、もちろん誰も居ません。



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国道にあった放射線計測機は、2.245マイクロ・シーベルトでした。このレベルではまだ帰還は難しそうです。震災から丸7年経過していますが、極めて厳しい状況でした。


ニュースなどで間接的に知る情報と現場で感じた空気感では、やはり全く異なる印象でした。一度でも原子力災害が発生すると取返しのつかないことになります。


現在の東アジア情勢は極めて厳しいです。近隣国の脅威に対抗するためには、原子力技術の維持と宇宙開発は必要不可欠です。


しかし、原子力技術の維持には大きなリスクを抱えざるを得ない・・・。福島県浜通りの現状から、現実の難しさをまざまざと教えられました。






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痛風は食生活よりも遺伝の影響が大

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週刊ダイヤモンド2018.12.1号に興味深い記事がありました。
痛風は ” ぜいたく病 ” ではない です。




世に「ぜいたく病」とやゆされ、同情どころか、からかうネタにされかねない痛風。ところが痛風の原因である高尿酸血症は、食生活より遺伝子変異の影響の方が大きいことがわかってきた。


血中尿酸値と遺伝的なプロフィル、そして食生活との関連を分析した結果、血中尿酸値の高さに関連する食べ物として、ビール、リキュール類、ワイン、ジャガイモ、 家禽類(鶏肉など)、ジュース類、 肉類(牛・ブタ・ラム)の7種類 が特定された。しかし、これらの食品単独での血中尿酸値への影響は、1%にも満たなかったのである。


多少なりとも影響が認められたのはビールなど酒類だった。 「ちなみに血中尿酸値を下げる食べ物は、卵、ピーナツ、シリアル、 スキムミルク、チーズ、全粒粉のパン、マーガリン、非かんきつ系の果物だったが、こちらの影響度も1%未満だった。


「対照的に、高尿酸血症をもたらす遺伝子変異の影響は、23.9% とはるかに大きいことが示された。 研究者は「高尿酸血症は食事より遺伝子変異の影響によることを示した初めての試験」としている。




実際、外来で患者さんを診ていると、痛風(高尿酸血症)は生活習慣病とは言えないと感じています。確かに大量飲酒の患者さんは該当しませんが、頻度的には半分程度の印象です。


むしろ、お酒は一滴の飲まないにもかかわらず、高尿酸血症の方は多いです。このようなことは臨床家の間では常識だと思いますが、意外と研究されていなかったんですね。


灯台下暗しとはまさにこのことです。私たちが常識だと思っていることでも、研究されていないことは意外と多いのかもしれないと感じました。






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