整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

術中側面透視カバーのアイデア

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相互リンクいただいている整形外科医のための英語ペラペラ道場で、非常に興味深い記事を拝読しました。整形外科:オススメの術中側面透視カバー です。




整形外科手術では,術中に正面像,側面像の透視を見る機会が多いと思います.

正面は良いのですが,側面を見ようと思うと,不潔なエリアにあった管球が術野に近づいてきますね.側面像をみるたびに,シーツを交換している施設もあるかと.

(逆に回転させると,C-armの弧の部分が術野にかぶさり,ワーキングスペースが制限されます.)

脊椎手術は,最近は経皮的にスクリュー挿入を行うことが多く,2方向の透視をみながらスクリューを挿入します.側面を見るたびに,「術野が不潔になりそうで嫌だな...」とストレスを感じていました.

先日,村中医療器の TIDIアーマー という透視カバーを利用したところ,とても使い勝手が良かったです.

お値段もまずまず.12セット 12万円




TIDIアーマーの動画も一緒に紹介されていました。視聴したところ、非常に分かりやすい動画でした。う~ん、これはいいですね!






ただ、お値段が少々高めです。しかもディスポなので、節約家の私にはどうも性に合いません(笑)。そこで、コンセプトだけ取り入れた何とか安くあげる方法を考えてみました。


THAでDirect Lateral Approach(Hardinge Approach)やOCMを施行する際、二つ折りにしたシーツの両端をテープで貼って大きな袋状にして、脚を落としたことを思い出しました。


この方法だと安価に施行できそうです。村中医療器様には申し訳ないですが、アイデアだけ拝借させていただこうと思います。英語ペラペラ道場主先生、ありがとうございました!





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浅草寺のスーパー既得権者集団

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先日、興味深いニュースがありました。
浅草「仲見世商店街」が存亡の機… 浅草寺が“家賃16倍”要求 です。




雷門から浅草寺までを結ぶ仲見世通りは、日本最古の商店街の一つ。外国人観光客からも人気の観光地だが、今、存亡の機にあるという。


「9月ごろ、仲見世通りの各店に2枚の紙が配られて、そこには、来年1月からの家賃が、いきなり16倍になると書かれていました。私の店は戦後ずっとここで商いをしてきましたが、今の16倍の家賃なんて、とても払えない。ほとんどの店が払えないと思います」  

と嘆くのは、通りに店を構える店主の一人である。

「仲見世通りの土地は浅草寺の所有ですが、上物は東京都のものだった。だから我々は家賃を東京都に払ってきましたが、7月に浅草寺が上物を都から買い取った。で、安かった家賃を周辺並みにするというのです」


 仲見世通りにある89店の家賃の平均は月2万3000円と、たしかに破格ではある。とはいえいきなり16倍の約37万円となれば、さすがに経営できないだろう。


 浅草寺の守山雄順執事長によると、きっかけは2011年に東京都から“仲見世通りは収益事業を行っているのだから固定資産税を払え”と言われたことだったという。


 「同時に家賃も見直そうと相場を調べ、弁護士が9月半ば、数字を組合にお伝えしたのですが……」


 騒動が丸く収まらなければ、仲見世通りにはスタバのような大資本が並ぶ事態に。10月25日発売の「週刊新潮」では浅草寺の“守銭奴”ぶりと共に、本件を詳しく報じる。





この記事を読んで椅子から滑り落ちそうになりました。ツッコミどころが多過ぎて何が一番おかしいのか分からなくなったからです。おかしな点を下記に記載してみました。

  1.  日本を代表する観光地のひとつ浅草寺の仲見世通りの家賃が23000円?!
  2.  家賃37万円になるとほとんどの店が払えない?!
  3.  浅草寺が守銭奴?!


上記3点は特におかしいと感じました。まず①ですが、家賃23000円っていつの時代の家賃なのでしょうか? 浅草寺周囲のワンルームマンションでも家賃23000円はありえません。


おそろしいほどの既得権益者集団です。いくら何でもやりすぎなので、裁判になったら仲見世通りの店主たちの敗北は必至でしょう。


②にも驚きました。しらばっくれ方が尋常ではありません。本当に払えないで出ていくんだったら私が出店したいぐらいです(笑)。


③には呆れました。既得権益者集団の戯言に対する批判記事なら分かります。しかし、よりにもよって被害者である浅草寺を貶めるとは、週刊新潮の感覚は普通じゃありません。


週刊新潮にとっては勧善懲悪のつもりなのでしょう。(週刊新潮の)読者は店主側につくとの判断でこのような論調の記事にしたのでしょうが、ちょっと世間をバカにし過ぎです。


以前からマスコミの恣意的報道に辟易していましたが、今回の記事ではうすら寒さを覚えました。しかし、この風景はどこかで見た気がします・・・


そう、それは医療過誤のニュースです! 表面的な雰囲気で立場の強そうな医師=悪者、立場の弱そうな患者さん=善人 というステレオタイプな報道姿勢です。


表面的なフィーリングだけで善悪を判断して、ときには完全に立場を逆転させるってちょっと怖すぎませんか?







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傾向スコアを用いた観察研究

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先日、臨床研究における統計の講演を拝聴しました。
演者は、京都大学医学統計生物情報学講座の森田智視教授でした。


一般的に、ランダム化比較試験(RCT:Randomized Controlled Trial)は、観察研究よりも上位評価を受けています。


RCTでは評価のバイアスを避けて客観的に治療効果を評価できるため、群間にバイアスがかかる危険性の高い観察研究よりも信頼性が高いとみなされる傾向にあります。


しかし、医療においては必ずしもRCTは万能ではありません。ご存知のように治験の第III相試験(フェーズ III)ではRCTが基本です。この点に関しては論を俟ちません。


しかし、臨床試験ではバイアスのかからない2群間で比較できるものの、実臨床の場ではバイアスのかからない2群間で治療方法を比較することは倫理的に大きな問題があります。


この問題を解決する手法として注目されているのが、傾向スコア(propensity score プロペンシティースコア)を用いた疫学観察研究です。


性別・年齢・基礎疾患などのさまざまな条件をスコア化して、各治療を受けた患者さん同士をマッチングします。こうすることでRCTのように、バイアスのない2群を抽出します。


傾向スコアを用いることで、実臨床(リアルワールド)でも、RCTのような高い質を持つ観察研究が可能となります。


傾向スコアマッチングの実行方法について解説されたPDFが、森田教授のホームページからダウンロード可能です。興味のある方は是非アクセスしてみてください。




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ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。







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