整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

ゆるい先生と私の見解の相違とは?

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先週末は都内で、現在注力中のスタートアップに関連した医療関係のセミナーを行いました。私は股関節外科医なのですが、セミナーの内容は「腰椎疾患」です(笑)。


専門外なのでイマイチ講演内容に迫力が足りなかったのは否めません。やはり、餅は餅屋に依頼するべきかと反省しました。


さて、その前日、整形外科医のゆるいブログ先生と飲みに行きました。ゆるい先生とお会いするのは、昨年5月の日整会以来です。


ゆるい先生は、不動産投資で成功された勤務医ですが、だいたい私よりも数年アクションが早い方です。例えば、蓄財は3~4年、不動産投資は約2年、私よりも開始時期が早いです。


私が嬉しいのは、2000年台前半の悲惨な不動産市況下で、巨大なリスクを背負って勝負した経験を共有していることです。不遜な言い方をすると、一種の戦友的な感覚でしょうか。


さて、今回1年ぶりにお話しして、実践していることに類似点が多いものの、不動産投資に対する考え方が少し異なることに気付きました。


最も強く感じた違いは「普通の医師は不動産投資のガチンコ勝負で勝てるのか否か?」についての見解です。ゆるい先生は「勝てない」派でした。


私は ? というと「どちらかと言えば難しいけれど、不動産投資の才能がある、もしくはガチンコ勝負を回避すれば勝てる」派です。玉虫色で全方位外交的な迷回答ですね(笑)。


客観的にみて、サラリーマン不動産投資のメインストリームである地方都市・大都市郊外圏の1棟マンション投資で勝つことは、2017年時点では極めて難しいと思います。


ほとんどの医師は、高属性を武器にして金融機関から引き出した融資を、そのまま百戦錬磨の不動産業者や不動産投資家に献上しています。


医師で1棟マンション投資をしている人はたくさん居ます。しかし私の目からみて、本当の意味での「勝者」には、残念ながらほとんどお目にかかったことがありません。


その理由は、やはり不動産投資にかける労力の違いだと思います。プロの不動産業者や海千山千の不動産投資家に対抗するためには、生半可な努力では歯が立ちません。


もともと社会経験に乏しく、本業の縛りで不動産投資に時間を割けない医師は、絶好のカモにすぎないと・・・。この意見には、私も肯定せざるを得ません。


しかし、全く勝ち目がないかと言うとそうではないと思います。ゆるい先生はそのひとつの手段として競売を勧めていますが、私は下記の2つの条件での勝負を推奨しています。

  1.  資産家以外への銀行融資がほとんどストップするような最悪期に投資する
  2.  投資マーケットではなく実需マーケットで勝負する


投資の王道は、上記の①です。成長の止まった社会において、真に不動産投資で成功するにはこのパターンしかありません。この時期には、できるだけ都市中心部を狙いにいきます。


②は競争回避型です。投資家の狙うキラキラしたマーケットを外して、ウマミの無さそうな投資対象を狙います。代表選手は、実需マーケットが存在する郊外型の築古木造戸建でしょう。


一般的には、新築や築浅のピカピカの1棟マンションは憧れの的です。私のような10年来の廃屋好きは、かなり特殊な存在だと自覚しています。でも儲かるのはどちらでしょうか?


まぁ、あくまで私のポジショントークなので話半分に聞く必要がありますが、少なくとも他の人と同じことをしていては、余程の才能が無い限り勝ち残ることは難しいです。


そして、ひとつだけ注意点があるとすれば「1棟マンション投資を実践している = 特別な人間」では決してないということです。


確かに上位20%ぐらいには入っていますが、メインストリームで生き残るのは上位4%だけです。上位5~20%は喰われるだけなので、平常時には投資しない方が正解なのです。


ちなみに、2013年以降の天井圏で物件を掴んだ人が、市場下落に耐え切れなくなって手放す物件を、私は虎視眈々と狙っています。前回は2009~2011年でしたが今回はいつでしょうね。


このあたりの現象を見て、ゆるい先生は「勝てない」と考え、私は「タマムシ色」に考えているのです。同じ現象をみても結論が異なるのは、多様性のなせる業かもしれませんね。





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定年後の歩き方を考える

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2017.9.2の週刊ダイヤモンドの特集記事は「定年後の歩き方」でした。医師にはなじみの薄い「定年」ですが、なかなか興味深かったです。







そもそも論として、私たちはあまり定年を意識していません。いくつか理由がありますが、そのうちのひとつとして挙げられのは、組織に対する帰属意識の低さだと思います。


今自分が働いている環境で、一生を過ごすことになるとはあまり考えません。医師数増加が叫ばれてはいるものの、まだまだ私たち医師が職に溢れることは想像できない状況です。


そんな温室育ちの私にとって、「定年」は初めて知ることばかりでした。まず、定年の年齢が60歳であることを初めて知りました。アホとしか言いようがありませんね。。。


そして、主要企業においては55歳を基準に役員定年を導入しているそうで、経営幹部以外は賃金は2割ダウンになるそうです。55歳を過ぎると、追い出し準備が始まるのです。


医師の世界では55歳はまだまだ現役ですが、一般社会では退職に片足つっこんでいる状態のようです。これは厳しい! そして役員定年を皮切りに「収入の七つの崖」があります。



キャプチャ - コピー



上記は週刊ダイヤモンド31ページの抜粋です。役員定年 → 定年 → 年金受給開始までの5年間 → 企業年金の期限 → 配偶者死亡と坂道を転げ落ちるようにどんどん収入が減少します。


医師の場合、役員定年が無い代わりに企業年金がないので、トータルでは会社員よりも不利だと感じました。更に見えざる崖として、病気と介護が存在します。


あまりにリアル過ぎ+夢の無い話で嫌になってきますね。そして定年前後の不安の「3K」として、金・健康・孤独が挙げられるそうです。う~ん、これも厳しい。。。


そして、これらを一挙に解決する手段として「生涯現役」が推奨されています。曰く、仕事を続けることで収入や孤独の不安は和らぎ、生活リズムが保たれるので健康的とのことです。


確かに理論的には「生涯現役」が最強のソリューションかもしれませんが、知力や体力が年々低下していく状況で延々と働き続けるのはいかがなものかと思ってしまいます。


生涯現役を貫くのなら経営者の立場がいいかなと思います。しかし、変化の早い時代なので、加齢による判断能力の低下は、致命的な失敗を引き起こす可能性を高めます。


かと言って、雇用されて虐げられるのも高齢者には辛いですね。こうなると不動産オーナー等の資本家側になってまったり過ごすのが、現時点ではベストっぽいですね。


ただし、自動運転技術が確立されると不動産のパラダイムシフトが発生する可能性があります。このため、不動産オーナーといっても安泰ではあり得ません。


今回の特集記事を拝読して、安定という幻影を追い求めるのではなく、現実に即して自分の力で生きていく気概を持つべきという思いを新たにしました。





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管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

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ブシャール結節の治療法

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先日、ブシャール結節の患者さんを診察しました。
ブシャール結節は、ご存知のようにPIP関節の変形性関節症です。


ヘバーデン結節や関節リウマチほどメジャーではありませんが、ブシャール結節はときどき診察する疾患です。先日の患者さんは、かなり炎症が強い印象でした。



このような指の変性性関節症には、意外と有効な治療法が無いです。関節リウマチの場合にはMTX~生物学的製剤まで、たくさんの治療の選択肢があります。


しかし、指の変形性関節症では、NSAIDsのラインを突破されると、手術以外では有効な保存治療が無いのが現状です。私の経験では、外用剤はほとんど効果がありません。


幸い、先日の方はNSAIDsがそこそこ効いたのですが、いつまでも服用し続けるわけにもいきません。どうしたものかな???


場末病院でブシャール結節に対して人工関節を希望する人は少ないので、NSAIDsを突破されると手詰まり感が滲み出ます。


昔はファルネゾンゲル等のステロイド含有外用剤がありましたが、2017年末には製造中止となるようです。そこそこ効果があった印象なので少し残念です。


現状では、疼痛が強い時には①NSAIDs服用 ②PIP関節のテーピング を併用して急場を凌いでいますが、決め手となる治療を見つけなければならないと感じています。





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