整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

腰痛患者さんの診察雑感

このエントリーをはてなブックマークに追加


整形外科の外来をしていると、腰痛の患者さんを診る機会が非常に多いです。ほとんどの方は腰椎由来の痛みなので1~2週間すると自然に軽快します。


しかし、本当に時々なのですが、それ以外の患者さんが混じっています。私の中では、①尿路結石 ②帯状疱疹 が要注意かなと考えています。


①の尿路結石は何となく雰囲気で分かるようになってきましたが、やはり片側性の腰背部叩打痛があると可能性が高いと思います。その場合は尿の一般検査を行い、尿潜血(+)であれば尿路結石の可能性が濃厚です。


あと片側性の上殿部痛の場合には帯状疱疹も要注意です。冬場は、高齢の方はたくさん重ね着しているので、服を何重にもめくっていくのがめんどうです。ついつい、衣服の上から打診することもありますが、一応皮膚の状態も確認しておいた方が良いでしょう。


現実には、皮膚に発疹があってこれは帯状疱疹かも?と思っても、少し離れて見ると単にシップによるかぶれ(長方形にかぶれている)であることの方が多いですが・・・。




       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
  初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    

          
          整形外科研修ノート (研修ノートシリーズ)


PM2.5への長期暴露で急性冠症候群患者の死亡率が上昇

このエントリーをはてなブックマークに追加

Medical Tribune Vol.46, No.16で、PM2.5への長期暴露で急性冠症候群患者の死亡率が上昇 という記事がありました。

----------------------------------------------------------------------

PM2.5への長期暴露で急性冠症候群患者の死亡率が上昇
European Heart Journal (2013; オンライン版)
ロンドン大学衛生学・熱帯医学部環境疫学
Cathryn Tonne講師


・ 今回の研究で、PM暴露と急性冠症候群(ACS)で入院した患者の生存率との関連を検討した過去最大規模のもので、PM2.5への暴露が大きいほど死亡率が上昇することが明らかにされた

・ PM2.5は粒径2.5μm以下の微粒子で、毛髪の太さの1/30の大きさである

・ 対象は2004年~2007年にイングランドとウェールズでACSによる入院後に退院した154204例の記録と、2004~2010年の平均大気汚染濃度モデルをリンクさせて検討した

・ 平均追跡期間3.7年の間に、39863例が死亡した

・ PM2.5が10μg/㎥増加するごとに死亡率は20%上昇する

・ PM2.5への平均暴露レベルはロンドンで最も高く(14.1μg/㎥)、イングランド北東部で最も低かった(8.4μg/㎥)


---------------------------------------------------------------------


今回の研究の最も重要なメッセージは、都市部の汚染物質量を削減することにより、わずか数年で心血管死亡率を低下させることができることです。


中国で発生した深刻な大気汚染は呼吸器疾患と関連して報道されるケースが多いですが、心血管死亡率にも大きな悪影響を与えそうです。




  ★★ 良本さえ知っていれば、配送料無料であらゆる医学書を購入できます ★★
 

                      




関節リウマチ: EULAR recommendation 2013

このエントリーをはてなブックマークに追加


2013年のEULARは、スペインのマドリードで6月12日~15日の日程で開催されました。
今回のEULARでは、2010年以来の改訂となるEULAR recommendation 2013が発表されました。


EULAR recommendation 2013


・ 寛解もしくは低疾患活動性の目標を目指すべき
・ 疾患活動性を頻繁(1~3ヶ月ごと)に観察する
・ 治療開始から3ヶ月で改善が見られない / 6ヶ月で目標を達成できない場合は治療方針を見直す

1st line
・ 従来型DMARDs単独・併用を推奨
・ MTXが第一選択
・ MTXが禁忌あるいは早期不耐容例ではSASPまたはLEFを単独もしくは併用
・ ステロイドは、低用量および6ヶ月以内で早期に減量する

2nd line
・ 他のDMARDsに変更・追加
・ 予後不良因子(抗CCP抗体価高値、高疾患活動性、早期の関節破壊)がある場合には生物学的製剤を追加
・ 初回の生物学的製剤にはTNFに加えてABAやTCZも追加

3rd line
・ 他の生物学的製剤、JAK阻害薬を考慮


上記が要約ですが、概ね私達が日常診療で行っていることと大差はないように思います。



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
  初学者が関節リウマチの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                            関節リウマチ治療実践バイブル


アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

医療研究を身近な存在とし、医療の未来を作る


管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
REITで実践する不動産投資セミナー
190122
医師のための 金融資産形成術


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医

・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。