整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

物理療法って必要でしょうか?

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外来をしていると交通事故後の患者さんに対して、物理療法(物療)を処方せざる得ない場合があります。医師サイドから物療を積極的に勧めるケースはほぼ無いと思いますが、患者さんの強い希望で仕方なしに処方することが多いです。


物理療法とは物理的な方法で治療を行う理学療法の一種で、温熱療法、電気療法、牽引療法、マッサージ療法などの総称です。医師会の標準治療ガイドラインでも効果の有無が疑問視されているように、単独での治療効果は望めません。関節可動域訓練前に温熱療法を併用する等の補助的な位置付けだと思います。


患者さんが物療を強く希望される背景には、何の医学的なエビデンスも無いにも関わらずに漫然と慢性疼痛患者さんに物療を続けている接骨院(整骨院)の存在が、疼痛=物療という短絡的な思い込みを一般的の方に植えつけてしまっていることがあると思います。


また、自賠責や任意保険では外来受診回数の多さが示談金の額に影響を及ぼすため、受診回数を稼ぐための道具として物療が利用されている一面も見逃せません。外傷性頚部症候群(頚椎捻挫)で特に多い印象です。


医療機関サイドからみれば、物療は何をしても一日35点(=350円)しか請求できないので、人件費や設備費を賄えないお荷物となっているのが現状です。例えば、頚椎牽引のみでも35点ですし、頚椎牽引+腰椎牽引+ホットパックでも35点です。集患のための客寄せパンダとして維持している施設が多いようです。


患者さんからの要望に屈して物療を処方するときに、心のどこかに小さなトゲが刺さるような感覚を覚えるのは私だけでしょうか?







ファイナンシャルリテラシーを手っ取り早く学ぶ

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お金の問題を解決するには? のつづきです


日本人はお金を話題にすることを避ける傾向にあります。したがって高学歴でもファイナンシャルリテラシーは中高生並みという方が非常に多いのです。これは大袈裟な話ではなく、資産形成の専門家といわれる方と本気でディスカッションした経験があるという方以外は、全員該当していると考えるべきだと思います。


私の実感では、例えば不動産による本格的な資産形成を行うために要求される知識・経験量(ファイナンシャルリテラシー)は、市中病院の股関節外科医がTHAに関して持っている知識・経験量にほぼ匹敵すると思います。本格的に資産形成を志向するなら、学ぼうとする強い意志と覚悟が必要なのです。


しかし資産形成までいかなくてもいいから、取り敢えず現在のお金に関する余裕の無さを改善するお手軽な方法は無いのか? という方が一般的な反応だと思います。ここまでの話の流れでは、そんなうまい方法が存在するはず無いだろうと思いそうですが、実は 『 ある 』 のです(笑)。


まずは、方法論を知るおよび意識改革をするために下記の書籍を一読ください。できれば一読ではなく、内容が心に響くようになるまで何度も熟読することをお勧めします。





                
となりの億万長者―成功を生む7つの法則



これは富裕層研究で非常に有名な米国のトマス・J・スタンリー博士の名著です。膨大なデータから導き出された非常にシンプルな結論は、まさに目からウロコです。おそらく、この書籍に記載されていることを実践するだけで、お金に関する余裕の無さはほぼ解決すると思います。


コロンブスの卵的な意識改革のためには金持ち父さん貧乏父さんもお勧めの書籍ですが、医療人としての成功を志すなら、となりの億万長者の方がよりシンプルで職業にもマッチすると思います。詳しい内容は書籍に譲りますが、『 蓄財優等生 』 を目指すことこそがお金に関する余裕の無さを改善する最もお手軽な方法だと思います。


医薬品の治験について

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関節リウマチの領域では新薬ラッシュが続いています。
現在、〇〇〇〇はフェーズⅢなので発売までもう少しかかりそうだ、とかいう会話がよく交わされます。


なんとなく分かっているつもりになっていましたが、実はあまりよく理解していなかったので、治験はどのような流れで進んでいるのか調べてみました。


治験は第Ⅰ相から第Ⅳ相までの4段階で行われることが多いです。抗がん剤に関しては第Ⅲ相試験に多大な時間のかかるため、第Ⅱ相までの結果をもとに第Ⅲ相の試験実施計画も併せて承認申請を行うことがあるようです。


第Ⅰ相試験(フェーズⅠ)
健常成人を対象として、被験薬を少量から段階的に増量し、被験薬の薬物動態や安全性について検討します。


第Ⅱ相試験(フェーズⅡ)
第Ⅰ相試験の結果をうけて、比較的軽度な少数の患者さんを対象にして、被験薬の有効性・薬物動態・安全性などの検討を行います。


第Ⅲ相試験(フェーズⅢ)
市販後にその被験薬を使用するであろう患者さんを対象にして、有効性の検証や安全性の検討を主な目的として、より大きな規模で行われます。それまでに検討された有効性を証明するのが主な目的であるため、ランダム化や盲検化などの試験デザインが採用されることがほとんどです。


製造販売承認申請
第Ⅰ相から第Ⅲ相までの試験成績をまとめ、医薬品の製造販売承認申請が行われます。規制当局(医薬品医療機器総合機構)による審査を受けて承認されると、医薬品としての販売が可能となります。


第Ⅳ相試験(フェーズⅣ)
製造販売後臨床試験と呼ばれ、実際に市販した後に広く使用されることにより、第Ⅲ相試験まででは検出できなかった予期せぬ有害事象や副作用を検出するのが主な目的です。市販直後調査及び市販後調査によって行われるのが通例です。


だいたいフェーズⅢまで行くと、市販される可能性が高くなってきます。いま話題の経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬は、フェーズⅢを終えて承認申請中です(2012.12.15現在)。

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