整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

大腿骨頭前方回転骨切術(ARO)後のTHA

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今日の午前は人工股関節全置換術(THA)でした。アルコール性特発性大腿骨頭壊死症(ION)の方で、大腿骨頭前方回転骨切術(ARO)後です。


転倒して大腿骨近位部骨折を併発したのですが1ヶ月間放置していたという現病歴です・・・。
今回が3回目の手術なので、股関節周囲の瘢痕化が高度でした。


最初は術野のオリエンテーションさえつきませんでした。
基本的には瘢痕組織を切除して、拘縮の解除を行います。


ご存知のようにIONに対するAROは九州大学元総長の杉岡先生が考案された術式で、非常に高度な技術が要求される手術です。


この手術で救われた方は多いと思いますが、手術適応を決定する際にアルコール性IONの場合には患者さんの性格も考慮する必要があることを痛感しました。


※ THAの手術記録のテンプレートが必要な方は、私の運営するサイトから自由にダウンロードしていただけます。ただし、手術記録のテンプレートはあくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行っていただけますよう重ねてお願いいたします。



高度の拘縮膝に対するTKA

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今日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)でした。
高度の屈曲拘縮をきたしており、伸展-50度でした。


このような高度屈曲拘縮例では、屈曲ギャップ>>伸展ギャップとなります。つまり、通常どおりの大腿骨・脛骨とも9mmずつの骨切りでは、全く伸展ギャップを確保することができません。


一方、屈曲ギャップはそれなりに確保できるので、必然的に大腿骨側を切り上げることで対処することになります。しかし、大腿骨を切り上げると ①膝窩筋腱の起始部が損傷を受ける ②MCLやLCLの起始部が損傷を受ける という問題が発生します。


したがって、極端に大腿骨側を切り上げることは不可能なので、ある程度脛骨側も切り下げることで対応せざる得ません。ちなみに本日の方は、大腿骨側13mm、脛骨側15mmの骨切りを行いました。


高度の拘縮膝に対するTKAは難しいですね。


※ TKAの手術記録のテンプレートが必要な方は、私の運営するサイトから自由にダウンロードしていただけます。ただし、手術記録のテンプレートはあくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行っていただけますよう重ねてお願いいたします。




静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE) その6

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静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE) その5 のつづきです。


最後に治療方針のアルゴリズムを下記に貼っておきます。
臨床の場では、整形外科医の出る幕は無さそうですが、流れだけでも理解しておく必要があります。


PTE治療アルゴリズム


           肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン
2009年改訂版)

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