整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

THAにおけるスクリュー長の選択方法

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今日の午前の手術は人工股関節全置換術(THA)でした。
6月は週2例ペースでしたが、今月にはいって週1例ペースに落ち着いてきています。


カップのスクリューの長さの選択方法について、私が思うコツを記載します。ドリリングの後にデプスゲージで長さを計測しますが、ゲージの先が小さいので上手く計測できないことが多いと思います。


あーでもない、こーでもないとゴソゴソしているうちにカップが動いてしまった!ということもたまにあります。これを回避する手段として、あらかじめドリリングの時点でスクリューの長さを計測する方法があります。


勤めている病院に納品される、ZIMMERのConverge cupならドリルは20mm・40mmで、StrykerのTrident HA cupならドリルは16mm・25mm・40mmです。ドリリングの際に、内板を貫く直前のガイドとドリル根元の位置関係で、例えば今は20mmの地点を削っているな、などと判断できるのです。


術後CTで確認していますが、この方法でスクリューの長さを選択しても、極端にスクリュー先が出ている症例はありませんでした。成書に記載するには微妙な内容ですが、ブログでなら気軽に書けるのがいいですね。


整形外科医とリハビリテーションの関わり

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今日から沖縄でJOSKASですね。
でも、私は独りで病院の留守番です(笑)。


運の悪いことに、先週末でリハビリテーション医が退職したため、何故(?)か整形外科でリハビリテーションを診ることになりました。とりあえず現在60名以上の入院患者を私ひとりであずかっている状況です・・・。


一応、日本リハビリテーション学会臨床認定医を取得しているので対外的には問題ないのですが、明らかに管理能力の限界を超えており患者さんを把握しきれていないのが辛いところです。


さて、本格的にリハビリテーションに関わることになり、介護保険制度やコメディカルの方たちと向き合うことになりました。もちろん、運動器の医学的なところではリハ医よりも整形外科医の方が圧倒的に優位です。


しかし、コメディカルの方たちとの情報交換や在宅に向けてのチーム医療に関しては、熟練したリハビリテーション医にはかないません。今まで泥縄式にこなしていたため、その方面の知識が系統立っていないのです。


リハビリテーション医は、医師というよりも一種のコーディネイターである、との認識でリハビリテーションに取り組んでいこうと思います。

関節リウマチにおけるMTX不応例の治療方針

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最近ではMTXが関節リウマチに対する第一選択薬として使用することが可能になったこともあり、多くのリウマチ専門医は6mg/週もしくは、4mg/週からMTXを開始していると思います。


2-4週毎に2mg/週ずつ増量していきますが、効果が不十分な方も散見します。
一応、16mg/週まで増量可能になりましたが、実際的には12mg/週ぐらいになると生物学的製剤の導入を検討せざるえません。


以前、川人教授の話題がありましたが、腎機能からみて低リスク群で12mg/週、高リスク群で8mg/週が、MTX単独投与としては実際的な最大投与量と認識しています。


この段階になって、生物学的製剤導入のネックの一つになてくるのが、コストの問題です。
どうしても経済的な理由で導入できない場合、私はタクロリムス0.5-1mgの併用を開始します。


生物学的製剤ほどの切れ味はないですが、それなりに炎症を抑えることができる印象です。
しかし、タクロリムスも比較的高価な薬剤なので、コストについての説明が必要です。

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