整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

勤務医の現実を理解する その2

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勤務医の現実を理解する その1 のつづきです。


私は病院勤務医なので、自分の置かれている状況を考えてみたいと思います。勤務医は年収1000~1200万円程度の方が多いと思います。これは全給与所得者のうち、上位5%程度に位置します(
統計元:国税庁 平成20年 民間給与実態統計調査結果)。


 

では年収1000万円の手取りはいくらかと言いますと、ざっくりですが700~800万くらいです。住居費や生活費を除くと自由にできるのは、年額で約300-400万円程度ではないでしょうか。子供が大きくなると、教育費も大幅に増えるのでほとんど家計に余裕が無くなります。


他の職種の方に比べると良い状況なのでしょうが、背負っている責任・労働量・訴訟リスクを考えると少し割りに合わないように感じます。ドクターは高給取りだからいいよね~とよく言われましたが、そんなに余裕があるわけじゃないんだけど・・・と思っていました。


その3 につづく

シンスプリント(Shin splints)

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今日の午前は外来でした。
土曜日は普段外来にこれない学生さんが多数来院します。


スポーツをする人が、下腿の痛みを訴えて受診することがときどきあります。
急激な発症でないかぎりは鑑別診断として下記2つが挙げられます。


1.脛骨疲労骨折
2.シンスプリント(Shin splints)


シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とよばれています。
原因は下腿伸筋群の起始部の炎症です。


好発部位は下腿遠位1/3といわれていますが、
なんとなく脛骨内側が全体的に痛いという方が多いように思います。


初診では疲労骨折(好発部位は脛骨近位1/3)との鑑別が難しいです。
というか、まずシンスプリントだと思っても完全に疲労骨折を否定することができないのです。


治療は、安静と伸筋群のストレッチです。
難治例では足部アーチサポートが有効な場合もあります。

THAの機種を比較する ~ トラベキュラーメタルとトライタニウム ~

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今日の午前は人工股関節全置換術(THA)でした。
やや臼蓋形成不全の強い症例だったので、ストライカー(Stryker)のトライタニウム(Tritanium)を選択しました。


ジンマー(Zimmer)のトラベキュラーメタル(trabecular metal)と同様に、強固な初期固定がウリのカップです。カップの表面の感触は、トラベキュラーメタルほど軟らかくないですが、寛骨臼への噛み込みは大差無い印象です。


トライタニウムは、下記の注意点があります。
・ カップサイズは44mmから
・ 44-50mmではクラスターホールしかない(穴が3つしかない)
・ trident X3 polyethylene linerを使用しても、44mmではインナーボールが28mmしか使用できない
・ 46mmでは32mmを使用可能だが、ポリエチレンの厚みが3.9mmしかない
・ 50mmから36mmを使用可能だが、ポリエチレンの厚みが3.9mmしかない
・ カップのホール越しに挿入するスクリューの振り角0度(ほとんど遊びがない)


一方、トラベキュラーメタルは下記の特徴があります。
・ カップサイズは38mmから(36mmはオプション)
・ 38-46mmでも6ホールある。
・ 48mmから32mmを使用可能(厚み5.3mm)
・ カップのホール越しに挿入するスクリューの振り角8度


使用できるインナーボールを基準に比較すると下記のごとくです。
38-44mm ⇒ トラベキュラー
46mm ⇒ トライタニウム(ポリエチレンの厚みが3.9mmを許容するなら)
48mm ⇒ どちらも
50mm ⇒ トライタニウム(ポリエチレンの厚みが3.9mmを許容するなら)


よくあるカップサイズの46-50mmでは、さほど両者に大きな差はないです。
あとはステムのチョイスしだいですね。


それにしても日本人に多い、臼蓋形成不全股に対する選択肢が増えたのは喜ばしいことです。


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