整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

TKA: 大腿骨頭中心のマーキングの工夫

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昨日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)でした。
かなり大柄な方だったのでインプラントサイズが大きく、少し時間がかかってしまいました。


私達は、
下肢アライメントを確認するため術前に透視下に大腿骨頭中心と下腿軸を確認してマーキングしています。大腿骨頭中心には心電図モニターの電極シールを皮膚上に直接貼付していましたが、金属の出っ張りが小さくて術中に探すのに少し苦労します。


先日、ZIMMERの方に下記画像のようなものを教えてもらいました。他の病院で考案された工夫のようで、シンプルかつ安価にできるので感心しました。


       
P1050916


これは、生食(500ml)のキャップに、いつも使用している心電図モニターの電極シールを貼ったものです。透視下に大腿骨頭中心の位置を確認して、サージット等でこのキャップ電極シールを皮膚上に貼付するのです。


ものすごくシンプルかつ安価なのですが(キャップは捨てるゴミですから)、あっという間に大腿骨頭中心の位置を確認できるようになりました。どなたかは存じ上げませんが、考案された先生はスゴイですね!




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セレコキシブは消化管潰瘍の発症頻度が極めて低いことを確認

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Medical Tribune Vol.46, No.6で、セレコキシブは消化管潰瘍の発症頻度が極めて低いことを確認 という記事がありました。

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セレコキシブは消化管潰瘍の発症頻度が極めて低いことを確認
Sakamoto C ,et al. Alimeny Pharmacol Ther 2013; 346-354.


・ シクロオキシゲナーゼ(COX)-2選択的阻害薬のセレコキシブと、プロピオン酸系のプロドラックであるロキソプロフェンとのRCTを実施した

・ 対象は健康な成人被験者189例

・ 76例をセレコキシブ群(100mg×2回/日)、76例をロキソプロフェン群(60mg×3回/日)、37例をプラセボ群として2週間投与した

・ 主要エンドポイントは内視鏡で確認された消化管潰瘍の発症

・ 消化管潰瘍の発症率は、セレコキシブ群1.4%、ロキソプロフェン群27.6%、プラセボ群2.7%だった

・ セレコキシブ群は、ロキソプロフェン群と比べて潰瘍の発症頻度が有意に低かった


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やはり、COX-2選択的阻害薬は、消化管潰瘍の発生頻度が低いですね。私も最近ではセレコックスを第一選択薬として処方しています。


それにしても、たった2週間のロキソニン処方で27.6%も消化管潰瘍が発生するとは驚きですね。ボルタレンでは相当警戒していましたが、ロキソニンでも注意が必要であることを再認識しました。




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TKA: 骨粗鬆症が高度な症例は難しいですね

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先週金曜日の午前は、人工膝関節全置換術(TKA)でした。
高度の骨粗鬆症+膝蓋骨低位で展開するのに非常に神経を使いました。


このような症例では術中骨折や骨切り面の損傷を併発しやすいので、細心の注意が必要となります。相当注意していましたが、残存していたPCLに引っ張られて脛骨後顆の裂離骨折を併発しました。ただ、最も警戒していたのは膝蓋腱停止部の裂離骨折だったので、無事手術を終えることができてホッとしました。


膝蓋骨低位の症例では、下記の如くの対応が必要です。

 ① medial parapatellar approachで展開する
 ② 大腿四頭筋腱をより中枢方向まで切離する
 ③ 膝蓋骨のラフカット


③に関してですが高度の骨粗鬆症症例に対してラフカットを早い段階で派手にやりすぎると、術中操作の際に膝蓋骨下極骨折を併発することがあるので注意が必要です。


骨粗鬆症の方の手術は何が起こっても不思議ではないので、無事に終了できて安堵しています。




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