整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

医療機関が抱える消費税負担問題を考える その1

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日医ニュースNo.1224に気になる記事があったのでコメントさせていただきます。
上記表題に関して、今村副会長の取り組みが紹介されています。


周知のごとく医療費は非課税です。医療費が非課税であることは、ボディーブローのように医療機関の体力を蝕んでいます。なぜかというと医療機関の仕入れ価格には消費税がかかっているのですが、それを最終消費者である患者さんに転嫁できないことが原因です。


本来的には”消費税”なのですから、最終消費者が負担するべき税です。しかし医療費が非課税であるため、医療機関が最終納税者になっているという理屈に合わない状態が続いています。


医療機関の経費で最大のものは人件費なので小売業のようにストレートに消費税を負担するわけではないため、いままであまりクローズアップされてきませんでした。


しかし、消費税が  5 ⇒ 8 ⇒ 10%  になるのは既定路線なので、ここにきてようやく日本医師会も対応に乗り出したようです。


医療機関が抱える消費税負担問題を考える その2 につづく



鋼線締結法でのリングピンの有用性

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昨日の午後は膝蓋骨骨折の手術でした。
膝蓋骨骨折の骨接合術は、ほとんどの症例で鋼線締結法(tension band wiring)が行われていると思います。


鋼線締結法は固定力が非常に強固なのですが、結構手数が多くて面倒なのが難点です。そんな鋼線締結法ですが、ナカシマメディカルのリングピンを用いることでシンプルな手術に早変わりします。


リングピンは償還価格が531円で、当院への納入価は451円です。1本450円程度なので、それほど価格を気にすることなく使用することが可能です。ちなみにリングピンとセット販売されているケーブルは償還価格が58200円で、当院への納入価格は49470円です。


したがって、この高価なケーブルは使用せずに1.2mm 軟鋼線で代用しています。本来、ナカシマメディカルとしてはケーブルを売りたいのでしょうが・・・。


膝蓋骨骨折に限らず、肘頭骨折や足関節内果骨折等の鋼線締結法が行われる骨折ならどこでも応用可能です。

THA: 術前計画通りのステムを設置するための工夫

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今日の午前は、人工股関節全置換術(THA)でした。
ややBMIが高い以外は、特に問題の無い方でした。


大腿骨のラスピングの際に、予定サイズに至らないことがあります。そのような場合に、そのままワンサイズアンダーやツーサイズアンダーで設置してしまうと、術後単純X線像で皮質骨とステムの間に結構な間隙を認める場合があります。これは比較的若年者で多い傾向にあります。


ラスピングの際に、海綿骨の削りカスが髄内に残ります。この削りカスがラスプの挿入を妨げることが、予定サイズに至らない原因のひとつなのです。これを回避するために、私達は最終ラスプに近づいてきたら必ず髄内を洗浄するようにしています。


この髄内洗浄操作を行うことで、最終ラスプのサイズがワンサイズ弱程度はアップする印象です。最終ラスプ直前に髄内洗浄することをルーチンワークに組み込むことで、ほぼ予定サイズのステムを挿入することが可能となります。


※ THAの手術記録のテンプレートが必要な方は、私の運営するサイトから自由にダウンロードしていただけます。ただし、手術記録のテンプレートはあくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行っていただけますよう重ねてお願いいたします。

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