整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

脊髄造影について思うこと

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日は午後から脊髄造影(ミエログラフィ)を施行しました。下肢の痙性と上肢の巧緻障害が主訴なのですが、心臓ペースメーカーが留置されているためにMRIを施行できない方でした。


所見はやはりC5/6>4/5で脊柱管の高度の狭窄を認め、頚椎症性脊髄症でした。
この方はL4にすべりをみとめ、またL4/5以外の椎間は、骨性に閉じていました。


しかも棘間靭帯が骨化しており正中アプローチが不可能なため、傍正中アプローチをせざる得ませんでした。なかなか難症例でした・・・。


最近はMRIの性能が向上しているので、1.5テスラ以上のMRIであれば手術症例であっても脊髄造影は不要と考えています。少なくなったとはいえ、検査後頭痛や造影剤のアレルギー発生のリスクもありますので、脊髄造影はできるだけ避けたいのが本音です。


ただ、心臓のペースメーカーが留置されていたり、刺青(特に青色系)のある方には、脊髄造影を施行せざるを得ないのがつらいですね。

高度の拘縮膝に対するTKA ~前回の反対側~

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日の午前は、人工膝関節全置換術(TKA)でした。
今日の症例は、
前回の手術の際に高度の屈曲拘縮で苦しんだ方の反対側です。


今回の膝関節拘縮は、前回ほど悪くはなくて伸展-40度でした。ちなみに前回手術側の術後膝関節可動域は、屈曲90度~伸展-10度です。


脛骨の骨欠損もほぼ同程度なので、まさに左右対称な単純X線像の所見です。
前回の学習効果の成果か、今回は比較的スムーズに手術を終了することができました。


前回と同様に、屈曲ギャップ>>伸展ギャップだったので、今回は大腿骨側13mm、脛骨側12mmの骨切りを行いました。やはり、通常どおりの大腿骨・脛骨とも9mmずつの骨切りでは、全く伸展ギャップを確保することができませんでした。


高度の拘縮膝に対するTKAは難しいですが、慣れると意外とスムーズに手術できるものですね。


※ TKAの手術記録のテンプレートが必要な方は、私の運営するサイトら自由にダウンロードしていただけます。ただし、手術記録のテンプレートはあくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行っていただけますよう重ねてお願いいたします






生物学的製剤の費用試算表

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日の午前は、外来でした。
関節リウマチの患者さんの診察では、予想外に時間をとられることがあります。


今日も、生物学的製剤を導入をすすめている患者さんと少し長いやりとりがありました。MTXやSASPだけでは炎症や関節破壊の進行を止めることができていないので仕方無いと思っています。


以前の記事でも記載したように単純X線像を提示しながら、何故生物学的製剤を導入するべきなのかを説明しました。さすがにビジュアル的な情報はインパクトがあるようですが、経済的にやはり苦しいようです。


もちろん、私の中ではおおよその費用を把握しているのですが、それを毎回患者さんに説明するのが面倒なので、医事科の方にお願いして費用試算表を作成してもらいました。


下記の私の運営する下記の2つのサイトから自由にダウンロードできるようにしました。
外来診療の手間を省くツールとしてご利用していただければ幸いです。



               整形外科の歩き方


               関節リウマチの歩き方



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

医療研究を身近な存在とし、医療の未来を作る


管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
REITで実践する不動産投資セミナー
190122
医師のための 金融資産形成術


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医

・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。