整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

THA: 骨盤後傾症例は難しい

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先日、急速破壊型股関節症(RDC)に対して人工股関節全置換術を施行しました。今回の患者さんは80歳を超える高齢者で、著明な腰椎後弯と骨盤後傾を認めました。


臥位 - コピー


上記は、臥位での単純X線像正面像です。カップの前方開角が小さく、0~5度ぐらいです。一方、この患者さんの立位での単純X線像正面像は下記です。




立位 - コピー


この画像では、骨盤が極端に後傾しているものの、カップの前方開角は20度ぐらいにみえます。私は臥位よりも立位の状態の方をより重視しています。


このため、カップの前方開角は、どちらかと言えば立位に合わせにいきます。仮にこの患者さんに対して臥位に合わせてカップを設置すると立位時に前方脱臼するリスクが高まります。


このため、術中のカップ設置の際には少し勇気が要りますが、できるだけ前方開角を減じてインパクションするようにしています。骨盤後傾症例は難しいですね。 






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初学者が股関節外科の基礎および治療体系を学習するにあたり最もお勧めの書籍です。日本を代表する執筆陣が股関節外科に関するあらゆる事項を、非常に分かりやすく解説しています。この1冊があれば股関節外科のほぼ全ての疑問点を解消できると思います。


         




ついに医師がカモ認定された?!

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2016年12月5日号の全国賃貸住宅新聞の1面トップに、不動産投資で失敗して自己破産する医師が続出していることを伝える記事が載りました。



自己破産する家主が増加 


業者にカモにされた医者や外資系サラリーマン


金融緩和で融資条件が緩くなり、新たに不動産投資を始めたサラリーマンが条件の悪い物件を購入し、破産する問題が浮上している。 共通するのは、医者や外資系企業勤務者など高所得者だ。


その裏で、金融機関と不動産会社の癒着や、悪質なコンサルティング会社も暗躍している。 元金融機関出身のAオーナーのもとに破産寸前の家主が相談に来るようになったのは2015年の終わりからだ。 これまで7~8人から相談を受けたという。


「属性は見事に2つに分かれる。年収2000万円以上の外資系企業のサラリーマンか、勤務医だ。奥さんから不動産投資を始めたいと頼まれ、不動産会社主催のセミナーに行きはまってしまう」とAオーナーは話す。


相談者の50代勤務医は、5棟、合計8億5000万円の賃貸住宅を購入したが、空室が増え、毎月の持ち出しが100万円以上になっていた。


保有する資産をすべて売却しても手元には2億円の借金が残ることがわかり、Aオーナーから弁護士を紹介してもらい、自己破産の手続きをとることになった。


なぜ、自己破産に追い込まれるような不動産投資をしてしまったのか。 「金融機関の選び方に問題があった」とAオーナーは指摘する。


不動産会社から紹介された金融機関は自己資金不要、変動金利で借入期間30年、金利は3.5%以上で場合によっては4.5%という融資条件を提示した。


購入する物件は地方のRC造。 金融機関が積算価格を基に担保評価をするため、不便な立地で築年数が古くても新築時に建設費が高いRC造はアパートよりも高く評価され融資がつきやすいためだ。


Aオーナーは「相談者はみな口をそろえて金融機関がお金を貸してくれたからよい物件だと思ったというが、ある銀行は3日でアパートローンの融資をつける。物件調査も行っていない場合もある」と打ち明ける。


ただ、不動産投資は最終的には経営者である家主自身の責任だ。 Aオーナーは「株や投資信託のような感覚で家主業を始めるケースも多いが、自己資金の範囲内でやっているわけではない。


長期ローンを組む賃貸事業はずるずる続いていく。購入する前に物件の見極め方を勉強する。物件契約時には管理契約書をしっかり精査し、どういう賃貸管理をしてくれるのかを確認すべきだ」と警告する。


金融機関の家主への行きすぎた融資が、来年には金融庁の指導対象になるとみる関係者もおり、今後の動向に注目していきたい。


                                 




上記の記事はフィクションではなく、不動産投資の世界ではゴロゴロ転がっています。誰もが知っていることなので新鮮味が無いですが、状況は更に悪化しているなと感じました。


ス○○スキームは、2011~2012年ごろから不動産業者の間で注目されるようになりました。悪質さが過ぎるので、当ブログでもその危険性について何度も警告しています。


知り合いに資産25億円の「メガ大家」がいますが、この方は2012年からス○○スキームを用いて1代で成り上がりました。2012年当時の売却先リストの7割が医師だったことを覚えています・・・


一時期、ス○○スキームも下火になったかなと思ったのですが、ここにきてのマイナス金利で再び息を吹き返したようです。このスキームにはめられると「生ける屍」となります。


親の資産があり、損切や借換が可能な方であれば脱出できるのですが、それ以外の人は自己破産するか、いつ飛ぶかに慄きながら生血を吸われ続ける「生ける屍」しか道がありません。


ス○○スキームの特徴は、下記のごとくです。特に③は重要で、融資が下りるからという理由だけで見ず知らずの土地で物件を購入することは破滅への第一歩です。

  1. 物件の収益力ではなく、医師個人の属性へ融資している 
  2. 3~4%台の高金利であるため、表面利回り10%程度ではキャッシュフローがほとんどない
  3. 積算評価の高い地方や郊外のRC物件に多い


だいたい不動産投資で成功している人の大多数は「ドミナント戦略」を実践しています。私のように半径3km圏内から100km圏内まで幅はありますが、落下傘で成功することは難しいです。


札幌・横浜・静岡・名古屋・大阪・福岡等の各自の本拠地エリアで戦って成功する人が多いですが、「首都圏在住 → 札幌」「関西在住 → 長崎」など遠隔ドミナント展開で成功する人も居ます。


一方、「首都圏 → 札幌・北陸・九州」 「関西 → 札幌・東海・九州」など、節操なく不動産業者に勧められるままに様々なところで物件を購入している人は破産予備軍であることが多いです。


事実、前述のメガ大家さんが某政令指定都市の病院経営者に売却した物件は、私の実家の地元では「いわくつき」の物件ですが、物件情報だけで把握することは不可能です。


不動産投資の王道は、都市中心部の1棟マンションや1棟ビルへの投資ですが、そこに至る道は平坦ではありません。焦らず急がず慎重に歩を進めるべきだと思います。





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なぜ、築古木造戸建なのか? 不動産業者が勧めるピカピカの投資用新築マンション投資など全く比較にならない旨みが隠されています。医師が築古木造戸建投資を行う目的は2つです。


  1.  不動産投資の入門編
  2.  給与所得の節税対策


医師のあなたなら、築古木造戸建投資は税制を絡めて低リスクに実践可能であり、本格的な不動産投資を開始する前の絶好の練習台となります。
 

本マニュアルは、「勤務医のあなたが開業医並みの収入を得て富裕層に到達する方法!」で提唱した築古木造戸建投資の実践版です。


多忙な医師が時間をかけずに知識を習得することを目的に、パワーポイントのプレゼンテーション形式となっています。ポイントだけに絞っているので1時間以内に概要を掴むことが可能です。


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医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1





メンタルの問題をどう解決するか

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私は、経済的には自由な状況に到達しています。
しかし、メンタル部分はまだまだ満足できる状況には程遠いのが現実です。


昔は○○円貯金があれば、悩みなんて無くなるんだろうな~と言ったおとぎ話のような考えでしたが、実際に目標としていた領域に到達しても全然悩みが無くなるということがありません。


もちろん、資金繰りに悩むようなことは皆無となりましたが、人生の悩みはお金のことだけではありません。悩みと解決法の糸口を考えてみました。




突発的な事件・事故、解決するべき課題


ビジネスを展開しているとさまざまな事件や事故が発生します。軽いところでは賃貸不動産の退去連絡(笑)、難しいところでは投資方針・事業の経営方針・重大クレーム対応などなどです・・・


そして、スタッフ間のいざこざの調整や、ビジネスパートナーとの意思疎通が上手くいかないこともあります。これらは個別対応が必要なので、常に問題解決能力が問われます。


組織に依存しないで生きていくことは、常に試練に晒され続けることを意味します。私が事業や投資でコケても、誰も助けてくれないし、助ける能力もありません。


このため、傍目には医局に属していて駄眠を貪っている勤務医(笑)ですが、私自身は自分が組織(医局や勤務先)に属しているという気持ちは皆無です。


当然、メンタル的にも相当なストレスがかかってきます。解決法としては「思い詰めない」でしょうか。そのトラブルによる最大限の損失を計算して、全体像を把握することも有効だと思います。


具体的な数字を知ると、意外と人生に関わるほどのトラブルというのは起こらないことが分かります。それを知ることで多少はメンタルにかかるストレスを軽減できているような???




休みを取りたい気持ち


従来、怠けモノ気質な私としては、この気持ちをコントロールすることが難しいです。さりとて、休みを取りたいがためにリタイアするのは馬鹿げています。


また、子供が大きくなると、自分よりも子供のスケジュールに依存するようになります。長期休暇はお盆しか取得できない等の「時間貧乏」へと一直線となります。


経済的な自由だけでは片手落ちであることを痛いほど感じます。時間的にも自由であることが人生では大きな意味を持つと思います。お金よりも時間の方が貴重だと思います。


しかし、社会的規範(?)に従った社会生活を営む上では、時間の自由を謳歌することはなかなか難しいと言わざるを得ません。常識をぶち壊す発想の転換が必要なのかもしれませんね。




医師としてのモチベーション


これもなかなか難しいです。今の私の状況のようにプライベートが忙しくなると、医師としての仕事を続けるモチベーションを維持することが大変になります。


ルーチンワーク化した外来や手術をしていると、帰宅後のクリエイティビティの高い仕事と比較してしまいます。もちろん、整形外科医としてかなりの経験と知識を積んだ証左なのでしょう。


卒後10年ぐらいまでは毎日が新鮮な経験ばかりでしたが、さすがにこの年代になるとそうそう新しいことばかりに遭遇するわけではありません。過去の蓄積だけで十分こなせるのです。


左脳だけ働いて、右脳は休止している状態と言っても過言ではないかもしれません。客観的にみると、自分の時間を充分に有効利用しているとは言えないのが辛いところです。


自分の気持ちの問題であるだけに、解決するのはかなり難しいです。敢えて言うのなら、アイデンティティや医療業界とのつながりを維持することで気持ちの折り合いをつけることでしょうか。


理性的に考えると、大規模なクラッシュ発生時の「最後の戦い」に際して現役医師という武器を温存しておくことが最大の目的です。しかし、いつ来るか分からないクラッシュなど待てないです。


実は、一番自分を納得させている理由付けは「医師をしているとカッコイイ」です(笑)。非常に俗っぽいですが、自分の気持ちを納得させる最大の安定剤となっています。





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管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



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自由気ままな整形外科医

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・医学博士
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・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家

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