整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

脛骨高原骨折に対する関節内骨折観血的手術

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今日の午前は脛骨高原骨折に対する関節内骨折観血的手術でした。
CTで3方向の再構成をしたところ、外顆の後方1/2のみ陥没しているタイプでした。


脛骨外顆の後方のみ陥没している骨折はあまり診たことが無かったのですが、前方から関節包切開しても意味が無いので、今回は腸脛靭帯の後方から外側関節包を切開しました。


脛骨高原骨折は比較的ありふれた骨折ですが、意外に良好な臨床成績を得ることが難しい骨折のひとつだと考えています。本日使用したのはシンセスの左用L型バットレスプレートですが、はっきり言って日本人の体格や脛骨の形状に合っていません。どうしてもL字の前方カドの部分が、骨から出っ張ってしまうのです。


また手術手技自体が結構難しく、なかなか陥没した関節面を過矯正になるまで挙上できません。私の場合は、ボーンインパクターの叩打しながら慎重に挙上していきます。エレバトリウムや平ノミを使用して用手的にゆっくり挙上する医師もいますが、軽い叩打を連続して挙上する方が骨片の挙上・整復は容易であるように思います。


もちろん、内固定材料が進化しているのは事実です。昔は挙上した関節面を保持するためのスクリューとして、6.5mm cancellous screwを使用していましたが、今ではロッキングスクリューを選択可能です。ロッキングスクリューならバックアウトしてくることも無いため安心です。


しかし、他の部位とちがって、脛骨高原骨折に関しては決定版といえるほどの内固定材料が無いのが現状です。メーカーの方にはがんばってもらいたいところですね。


※ 手術記録のテンプレートが必要な方は、私の運営するホームページからダウンロード可能です。

ただし、
手術記録のテンプレートはあくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行っていただけますよう重ねてお願いいたします


喫煙は女性の寿命を10年縮めるようです

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Medical Tribune Vol.45, No.50で、喫煙は女性の寿命を10年縮める という記事がありました。

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喫煙は女性の寿命を10年縮める
Lancet (2012; オンライン版)


・ 1996-2001年当時に、50-65歳だった英国の女性130万例

・ 追跡期間は12年

・ 3年後の再調査時にも喫煙者であった者は、その後9年以内に死亡する率が非喫煙者の約3倍(2.97倍)高かった。
⇒ 50~70歳台の喫煙者の全死亡の2/3が、喫煙によるものであることを示しています

・ 30歳以前で禁煙したものは、早期死亡リスクの増加を97%回避できる

・ 40歳以前で禁煙したものは、早期死亡リスクの増加を90%回避できる

・ しかし、40歳まで喫煙を続けたものは、死亡リスクの増加が数十年にわたって残存する

・ 喫煙は女性の寿命を10年縮める 

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整形外科と関係ない話題で恐縮ですが、おもしろそうな内容だったので記事にしました。Lancetに掲載されるぐらいなので、信憑性の高い研究だと思います。


たまたま、外来の空き時間に読んでいたのですが、目ざとく外来看護師さん(35歳、喫煙歴15年)が記事を見つけました。40歳ならまだ間に合う(!)と、本日からの禁煙を誓いましたが果たして結果をだせるのでしょうか(笑)?



子供の教育を考える その2

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子供の教育を考える その1 のつづきです


具体的に子供にどのような教育を施すかは、皆が悩むことではないでしょうか。最近になって気付いたのですが、無意識のうちに自分が受けた教育を子供にも踏襲しているように思います。


私は、子供を幼稚園から公文式に通わせています。目的は演算能力の獲得です。それ以外には読書を奨励しています。もちろん国語能力の獲得が目的で、毎週大量の本を図書館から借りてくるのが習慣になっています。ただ、最近はマンガを借りてくることが多いようですが(笑)。


小学校低学年まではのんびりした感じですが、高学年になってくると状況が一変します。私は中高6年一貫校出身のため、先取学習の有用性を身に染みて感じています。大学入試で一浪すると、最終段階での年収の1年分が消えるわけですから、大きな機会損失になります。


しかし、私の受験した中学校は算数・国語の2教科しかなかったため、中学入試は小学校6年生から1年弱しか勉強しませんでした。最近(昔から??)は小学校3年生もしくは4年生から中学入試の勉強を始めるケースが主流のようで、感覚がズレているのを感じます。


中学入試対策は、小学校5~6年生からで十分かなと思っていましたが、大きな間違いだったようです。私の住んでいる地域では、浜学園・希学園・馬渕教室・日能研といった進学塾がメジャーです。それぞれの授業を見学した結果、近くにある浜学園に通塾させることにしました。ところが、すんなり事は運ばなかったのです・・・。


子供の教育を考える その3 につづく

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