勤務医の現実を理解する その1 のつづきです。


私は病院勤務医なので、自分の置かれている状況を考えてみたいと思います。勤務医は年収1000~1200万円程度の方が多いと思います。これは全給与所得者のうち、上位5%程度に位置します(
統計元:国税庁 平成20年 民間給与実態統計調査結果)。


 

では年収1000万円の手取りはいくらかと言いますと、ざっくりですが700~800万くらいです。住居費や生活費を除くと自由にできるのは、年額で約300-400万円程度ではないでしょうか。子供が大きくなると、教育費も大幅に増えるのでほとんど家計に余裕が無くなります。


他の職種の方に比べると良い状況なのでしょうが、背負っている責任・労働量・訴訟リスクを考えると少し割りに合わないように感じます。ドクターは高給取りだからいいよね~とよく言われましたが、そんなに余裕があるわけじゃないんだけど・・・と思っていました。


その3 につづく