生物学的製剤は現在、国内では下記の6剤が使用可能です。


レミケード ⇒ インフリキシマブ(INF)
エンブレル ⇒ エタネルセプト(ETN)
ヒュミラ ⇒ アダリムマブ(ADA)
アクテムラ ⇒ トシリズマブ(TCZ)
オレンシア ⇒ アバタセプト(ABA)
シンポニー ⇒ ゴリムマブ(GLM)



2012のACR recommendations では、第一選択で抗TNF-α製剤を選択するという項目が外れました(正確には、”抗TNF-α製剤または非抗TNF-α製剤”という表現)。
このため、以前よりも生物学的製剤選択の際に、自由度が増しました。


基本はINFやETNですが、患者さんのライフスタイルによってフレキシブルな選択をします。
例えば、仕事が忙しくて4週毎きっちりとは受診できない方には、ADAなどの皮下注製剤を選択します。


来年にも新たな抗TNF-α製剤が国内で発売される予定です。現在は、過渡期なので各専門医がさまざまな方法を試みているのが実情のようです。