Medical Tribune Vol.45, No.41で、大腿骨頚部骨折に関する記事がありました。
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白内障手術で高齢者の大腿骨頚部骨折リスクが低下
Victoria L. Tseng ,et al. JAMA 2012; 308: 493-501
・ 骨折リスクには視力障害が強く関連し、中でも白内障はその原因として最も多い
・ 白内障手術が術後1年間の骨折発生率にどのような影響を及ぼすかを後ろ向きに検討した
・ 対象は2002-9年にメディケア・パートBに加入している65歳以上の白内障患者111万3640名
・ 女性が60%で41万809名が白内障手術を受けている
・ 大腿骨頚部骨折発生率は全体で1.3%だった
・ 白内障手術実施群は未実施群と比べて、骨折リスクが16%低いことが示唆された
・ 重度白内障患者に限ると23%のリスク低下が示された
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整形外科医の感覚では当然の結果だと思いますが、後ろ向き研究とはいえこれだけ膨大な対象を調査するとは恐れ入ります。論文や研究でもやはり数は力ですね。
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