Medical Tribune (2013.1.10)で、「一流の心臓外科医になるための条件とは」 という対談記事がありました。

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須磨ハートクリニック院長 須磨久善先生と順天堂大学心臓血管外科教授 天野篤先生の対談です。


・ 心臓血管外科医の場合、その施設での手術件数が年間150-180例程度が若い医師のトレーニングに適した症例数である

・ それ以上の症例数ではその場限りで、処理しきれないとのことです

・ 天野先生が30歳のころは、大学内でいつになったら執刀できるのか、全く約束事はなかったそうです

・ 天野先生は手術オンリーに特化していて、患者さんとのコミュニケーションや患者管理は若手医師に任せています

・ そうしたことがきちんとできて手術の中でも何かを獲得しようと努力している人や、患者さんの機能や術後の予後を少しでも良くしようという姿勢が見える人にチャンスを与えるそうです

・ 基本的に外科医はアスリートなので体力を付けておくことは必須条件である


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やはり、心臓血管外科は厳しい科ですね。やる気はもちろんですが、ある程度運がないと一流の外科医になれるチャンスが少ないように思えます。


不謹慎ですが、整形外科医を選んで良かったなと感じました。