クーリエ・ジャポン「世界を動かす「真の支配階級」1%のエリートはこう考えている」の書評です。

 

 

クーリエ・ジャポンは月刊誌で、その記事の大半を「世界のさまざまな話題を、各国の現地メディアはどう報じているのか」と「世界は日本をどう見ているのか」を報じることをコンセプトとして海外の雑誌や新聞から翻訳・転載して作っています。


 


                      

        
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 12月号 [雑誌]




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世紀型のエリートと20世紀型エリートの違いは、労働所得が大きくなったことだそうです。つまり、米国の1%エリートは、配当や賃料収入などの不労所得によるものではなく、労働収入によるものが大きいのが特徴なのです。これは、20世紀初頭の富裕層と比較して大きな違いです。
 
 


米国の1%エリートのうち、約33%が企業経営者、14%が金融マン、そして16%が医療関係者です。そして、上位1%の総合職において労働所得が占める割合は、20世紀初頭と比較して3倍になっているとのことです。

 

 

OECD 諸国における家計の富の総額のうち、相続によって受継がれたものは30~50%です。残りの50〜70%の富は、自らの代で築いたといえます。

 

 

更に雑誌中に下記の如くの印象深い文章がありました。

 


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頭脳エリートと資産エリートに詳しい「フォーブス」誌の発行人リチャード・カールガードはこんなことを書いている。
「現代社会において億万長者になる最も確実な方法は、IQ150以上の知能を持って生まれ、SATの数学の試験で800点満点を取れるようになることだ。インターネット、バイオテクノロジー、数理ファイナンスなどの業界で成功している人の大半は、そうした能力を持った人達である」

 

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グローバル化やIT技術の進展に合わせて、高い認知能力を持つ人間への需要は、ますます高まっているのかもしれません。

 

 


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