示指MP関節ロッキングをバネ指と誤診するところでした のつづきです
示指MP関節ロッキングの診断のポイントは、MP関節が屈曲位をとり伸展できないのですが屈曲はできることです。徒手整復を試みて成功しなければ手術が必要となります。
ロッキングの原因は中手骨骨頭のvolar lipという骨棘に副靭帯(fan like portion)がインピンジすることで発生します。手術では副靭帯(fan like portion)および骨棘(volar lip)を切除します。
さて、ロッキングは示指の橈側が原因であることがほとんどですが、圧痛点がMP関節橈掌側に
あることで最終確認します。もし、尺掌側であれば尺側を展開しなければならないからです。
アプローチは示指の橈側が原因であれば、側方アプローチが容易です。皮下を展開して伸筋腱膜を末梢に引くと副靭帯(fan like portion)が見えるので起始部で切除します。
どちらが原因側か不明の場合には掌側からアプローチしますが、術野は比較的深いです。通常の腱鞘切開術と同様に腱鞘を切開して屈筋腱を避けます。腱鞘の外側縁を関節面が見えるまで切離することで副靭帯(fan like portion)の停止部を切離することになります。
尚、注意点としてはロッキングを最終段階まで極力解除しないことです。理想的は副靭帯(fan like portion)を切離した瞬間にロッキングが解除されることです。原因個所が判定することが難しいので、術前からロッキングが解除されている症例に手術を行ってはいけません。
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私は一昨年の11月半ばに間欠性跛行で受診し、脊椎脊髄の指導医の先生に腰椎固定術をしていただきました。その後は筋筋膜性疼痛症候群で慢性腰痛の薬を飲んでます。
さて、年齢が52歳で更年期の真っ只中におり、プラセンター治療を受けてます。
突き指したわけでもないのに、甲側右手人差し指が菜箸を持つと痛みがでるので腰の整形の主治医にみてもらいました。
先生から指を握って曲げたり伸ばしたりされても痛くなりません。
自力で曲げると痛いと言いましたが、よくわからないとおっしゃいました。
自分で色々症状や部位から検索して、こちらのblogにたどり着いたわけです。
年齢的にあちこち故障も出てくると思いますが、この指の痛みは第2中手(?)が指を曲げたときに左から右にスライドしないことを左の手と比べてわかりました。なにか引っ掛かってるんですね。
最初腰でかかった開業医の先生から仙骨硬膜外ブロック注射をしていただいたのに、全く効き目がなくてご紹介いただいたのが前述の指導医の先生でした。
最初の開業医の先生はプロフィールをみると、手が得意と書いてありました。
先生方は得意分野がおありでしょうから、部位別に得意な先生にみていただいた方がいいのでしょうか。