最近は、介護用品の性能が上ったことや看護体制が整ってきているので、病棟で大きな褥創を
診る機会が減ってきています。しかし、本日は回診時に坐骨部の深い褥創を診る機会がありました。


坐骨部は褥創の好発部位で、骨性隆起による圧迫と体動時のズレが生じやすいことが原因です。一度併発するとなかなか治癒するのに時間がかかります。


特に坐骨部に関しては、褥創が深いことが多いように感じます。初期の段階では基本的にデブリドマンですが、創が深い場合には十分に内部を掻爬できないことが多いです。結局、創を切開してポケットを無くすことが、オーソドックスながら有効な方法だと思います。


尚、脊髄損傷後の坐骨部褥創の場合には筋皮弁が必要となることが多いですが、廃用症候群によるものでは地道な瘢痕治癒が選択されることが多いと思います。


褥創を併発させないのがベストですが、こればかりは看護体制や介護用品だけではなくご本人の状態も影響するので、なかなか完璧を期すことができないのが難しいところですね。




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