昨日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)でした。
特に問題の無い方で、手術は通常通り終了しました。


TKAの手術操作で最も気を使うのは、脛骨近位骨切りの段階だと思います。髄内ガイドの場合、大腿骨遠位骨切は骨切ガイドがしっかりしているので迷うことは無いですが、脛骨近位骨切に関しては感覚に拠る部分が多いからです。


髄外ガイドを用いて正確に脛骨近位の骨切するためには下記が重要です
① 術前に透視下で脛骨長軸を皮膚上にマーキングしておく
② 脛骨骨切のを設置する際に、リゼクションガイドで脛骨内外顆の骨切量を確認する
③ スタイラスで脛骨内外顆の骨切量を確認する


このうち、最も正確に脛骨骨切量を判断できるのは、実は③なのではないか?と最近思っています。③のスタイラスで骨切量を計測する場合には、脛骨外顆に残存する軟骨の厚みが問題になります。


軟骨の残存程度が症例によってまちまちなので、スタイラスやリゼクションガイドでの目視による骨切量判定には限界があると思っていました。しかし、よく考えると電気メスで軟骨を焼却すると容易に軟骨下骨を展開することが可能です。


一般的には脛骨外顆関節面に軟骨が残っていることが多いので、2c㎡程度の軟骨を焼却すると
実際の骨切量を容易に目視で確認することが可能になります。あなたはどのようなことを工夫されているのでしょうか?ウマイ方法があれば、是非教えていただきたいと思います。




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