昨日の午前は、脛骨骨髄炎に対する掻破洗浄術+自家骨移植術を行いました。
脛骨遠位の腐骨除去後の巨大骨欠損を充填するため、腸骨から海綿骨を大量に採取しました。


最近では同種骨移植を利用可能な施設が増えてきましたが、倫理委員会設置や専用冷凍庫の購入などのハードルが高いので、中小医療機関での導入例はまだまだ少ないのが現状です。


もちろん、今回のような感染症例では自家骨移植がベストです。以前は腸骨からの移植骨採取後にα-TCPやゼルフォームを留置していましたが、今ではβ-TCPを使用しています。


海綿骨のみ必要な場合は、移植骨採取後に顆粒状のβ-TCP(商品名: オスフェリオン)を充填します。内板も含めたcorticocancellous boneの場合は、採骨部に板状のβ-TCPを留置します。


β-TCPを留置することでbone stockが回復するので、腸骨からの自家骨移植を施行する場合には、採骨部にβ-TCPを留置することを忘れないことが肝要だと思います。



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