先日、アルバイト先の診療所で夜診をしている際に、おもしろい気付きがありました。
整形外科の外来診療では、患者さんに診察台へ上がっていただくことが多いと思います。


その際、当然のごとく靴を脱ぎますが、この脱いだ靴を履くための”靴ベラ”を診察室に常備しているのです。看護師さんも積極的にこの靴ベラの使用を勧めています。


整形外科の患者さんは足腰が悪い方が多いので、この小さな心遣いはかなり好評のようです。さすが、地域一繁盛しているクリニックは違うなあと思いながら帰路につきました。


翌日、勤務先の病院での外来で看護師さんにこの話をすると、「何言ってるんですか、ウチにも靴ベラぐらいありますよ!」というではないですか・・・。


しかし、私自身この靴ベラを使用している場面を一度も見たことがありません。つまり、せっかく診察室に靴ベラがあるのに、それを全然有効利用していないのです。


このあたりのサービス精神の違いが、地域一繁盛しているクリニックと、どちらかというと殿様商売的な病院との違いなのかなと妙に得心してしまいました。


いずれにせよ、外来診察室での靴ベラ使用は、診察時間の短縮にもつながるし、患者さんの利便性にも資するので、積極的にお勧めしていきたいと思います。



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