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今週号にドワンゴの川上会長のインタビュー記事がありました。ドワンゴは動画共有サイト「ニコニコ動画」を運営しており、出版・映画・ゲーム事業を展開するKADOKAWAと経営統合します。


インタビュー記事の中で非常に印象に残ることがあったので、下記にご紹介します。


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出版業界といえども、グーグル、アマゾン、アップルのプラットフォーム上にコンテンツを提供しているだけでは、彼らのルールの中でやっていくことになるので生き残れません。


生き残りのためには、コンテンツだけでなくプラットフォームも共に生み出すことが必要です。しかし、同じプラットフォームをつくっても、先行している彼らに勝てるわけがありません。


彼らとの競争を回避するためには、競争の土俵をかえて勝負するしかありません。グーグルのようなネットの本流とは違った、ニッチな分野で勝負することを狙っていく必要があります。


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そして、川上会長は「競争は参加者が少ない方がいい」とおっしゃれています。ルールが公開されてレースがあることが明らかになると、参加者が増えて競争が激しくなるのです。


お互いを侵食し合う激烈な競争が発生して、利益率は低下して競争に敗れる可能性が高くなります。これは企業経営だけではなく、一般社会での生活や投資全般にも当てはまります。


私も新しい分野での事業展開や投資を考える際には、できるだけニッチな分野を狙うように心掛けています。いわゆるレッド・オーシャンで勝ち残るのは容易ではありません。


このため大きな投資余力のある方であっても、競合の少ないブルー・オーシャンでの戦いが最も推奨されます。しかし、これには下記のような注意点があると思います。


1. 人間としての基礎能力が未完成の高校生までは、本流での競争を行うべき。
  それなりの才能があるのなら、学歴は費用対効果が最も高い

2. 大学生・社会人以降では、できるだけ競争の少ないニッチ分野を目指すべき

3. このような、高校生 → 大学生・社会人での発想の劇的な転換が重要
 

発想の転換ができずに大学生・社会人になっても本流での競争に邁進していると、最終的には敗者となる可能性が高まります。組織はピラミッド型なので、上に行くほど足元は小さくなります。


このような例は、私の周囲にも多数あります。有名大学から大企業に就職して激烈な出世競争に明け暮れる方や、いわゆるポストドクターの方は、これに該当すると思います。


例えば、再生医療分野の研究は有名であり国家戦略のひとつの柱です。しかし、華々しい研究の裏側には30~40歳台になっても経済的に不安定な多くのポストドクター達の姿があります。


実家が裕福な方が多いので、現時点では経済的に困窮するには至っていません。しかしバックグランドの無い人間が、競争の本流で勝負し続けることは危険な行為だと思います。


医師であっても、少なくとも30歳を過ぎて結婚や出産が視野に入る頃までには、競争の本流に身を投じ続けることが本当に自分の人生に資するのか否かの判断を行うべきだと思います。




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