約15年前に経済的自由を志向してゼロから資産形成を始めたときは、得られるキャッシュフローが本当に小さかったこともあり、株式の売買益を資産形成の手段と捉えていました。


最初に結果を出したのは2001年に住友金属工業(※)の売却で得た300万円でした。当時は7年間でコツコツ貯めた800万円を元手に、株式市場に参入したところでした。


※ 現在は新日本製鉄と合併しています


実戦経験が無く怖いもの知らずだった私は、バブルの頃に1000円だった住金が70円とは超お買得だ!という今にして思えば狂っているとしか言いようがない理屈で10万株(!)購入しました。


現物の1銘柄に対して10万株という大量のロットを購入したのは後にも先にも住金だけです。住金のような低位株は動きが鈍く、1日の変動幅は1~2円程度です。


 しかし、ほとんどの投資資金を投入しているので、これ以上身動きの取れない私は、ただただ傍観するしかありませんでした。


ほとんど値動きが無いまま3ヶ月後が過ぎた頃を境に、株価が動意付き1ヶ月ほどの間に100円まで上昇しました。 10万株を100円で売却して、3ヶ月で300万円の株式譲渡益を獲得しました。


当時の私には300万円というのは目の眩むような金額だったので、嬉しくて高級すき焼き店に彼女(※ 今の妻)と食べに行ったことを覚えています。


このような経験をすると味をシメて株式の短期売買を志向すると思いますが、ビギナーズラックであることが痛いほど分かっていたので、株式投資の研究に邁進するきっかけになりました。


当時の住金はボロ株で倒産も視野に入る悲惨な財務状態でした。そんな会社に虎の子の資金を全額投入していたので、住金を売り切った時の安堵感が半端じゃなかったのです。


そうは言っても何のバックグランドも無い私が資産形成するには給与所得と株式等の売却益しか方法がなかったので、しばらく短期売買を繰り返すスタンスで資金を積み上げていきました。


しかし、相場格言で「頭と尻尾はくれてやれ」と言われるように現物のみの場合には、株価上昇幅の1/3も取れないことがほとんどです。


そこで資産価値上昇の恩恵を最大限受けるために、資産のBuy & Hold に戦略を変更することになりました。 倒産確率が極めて低いストック型の大型株への投資に限定しました。


バフェット流というよりも今は亡き(?)日本企業の含み益経営を手本にしています。散々叩かれている含み益経営ですが、個人的には資産形成においては王道だと思っています。


2008年頃までは、ひたすら資産を購入する一方でした。融資を受けて購入した不動産が多かったためキャッシュフローは潤沢ではなく、資産増加スピードは相変わらず遅々としていました。


2008年にリーマンショックが起こってからは、資産のバーゲンセールが開催されました。割安となった資産を現金買いしたことがきっかけで、資産からのキャッシュフローが激増したのです。


融資を利用する場合と比べて圧倒的にキャッシュフローが潤沢になります。無担保物件からの賃料や現物株式の配当金を再投資する好循環が生まれて、資産増加スピードが加速しました。


ここまでの私の資産増加の変遷をまとめると下記のようになります。

 1. 資産の売買益
 2. 資産の含み益増加
 3. 資産からのキャッシュフローの増加+再投資


ステージによって異なる資産運営スタンスであることが分かります。現在では、①は卒業して②と③の併用で資産運営に邁進しています。


私の実践する手法は長い時間が掛かることが欠点で、実行する人はあまり居ないと思われますが、医師などの安定した所得が期待できる方には手堅い手法だと考えています。





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