今週は地域のラジオ体操のボランティアスタッフとして、毎日7:15に小学校の校庭に通っています。参加する人は小学生およびその保護者が多いです。


今朝もラジオ体操の出欠カードに判子を押していると、知らない保護者の方から「以前、〇〇病院で居ませんでしたか?」と声を掛けられました。


いきなりだったので、私は「???」だったのですが、よくよく話を聞いてみるとナント私が10年前に手術をした患者さんだったのです。


もちろん医師になってから2000人以上は手術しているので10年前の患者さんの名前や顔は全く覚えていませんが、こんなに近いところに自分が手術をした方が居ることに驚きました。


私は政令指定都市に住んでいるので少なくとも人口が100万人以上の街である上に、当時勤務していた病院はかなり遠方に位置します。本当に世の中は狭いものです。


それにしても10年前に受けた手術の執刀者をよく覚えているものだなと思いましたが、私にとっては1/2000でも患者さんにとっては手術を受けることは一生のうちに1回あるか無いかです。


術後経過は良好で現在は何の愁訴も無いとのことで私も嬉しくなりましたが、その方の手術痕を見ていると、やはりどんな手術でも全力で敢行しなければならないと改めて思いました。



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