外貨投資に対する私見 のつづきです


FXの次は現物の外貨ですが、国内で外貨預金として所有するメリットはあまり無いと思います。これは、①売りと買いのスプレッドが大きい ②送金コストが高い ことが理由です。


国内ではメリットがありませんが、海外の銀行に送金するツールとしての利用法はあります。ただし基本的に利息はほとんどつかないので、資金を寝かせておくだけの状態になりがちです。


もちろん、海外証券会社の口座内に現金をプールしておくことは、海外投資を行う上では必要不可欠です。このように現物の外貨は、あくまで投資のツールと割り切る必要があると思います。


さて、次はいよいよ東証に上場している海外ETFです。私の中では、金融のプロ以外の一般の方が海外投資を行う上で最も推奨される手段だと考えています。


東証に上場している海外ETFは流動性にやや難があるものの、取引コスト・維持コストとも非常い安価です。そして2014.9月現在ではメジャーなジャンルの投資対象をほぼカバーしています。


国内株式やETFと同様の気軽さ・コストパフォーマンスの高さで、全世界のさまざまな投資ジャンルにアクセス可能であることは、個人投資家にとって非常にメリットが大きいと考えています。


個別ETFは上場廃止リスクが存在しますが、そのマイナス面を考慮してもメリットの方が大きいです。したがって、この円安局面で個人投資家が選択するべき最有力候補と言って良いでしょう。


最後にゴールド(金)ですが、特に現物は究極の無国籍通貨であり、特に政治的な混乱期には威力を発揮します。デメリットは維持管理コストや売りと買いのスプレッドが大きいことです。


ゴールド(金)のETFは、維持管理コストや売りと買いのスプレッドをほぼ無視できるメリットがありますが、最大の問題点は現物の金の裏付けが無い銘柄があることです。


ゴールド(金)のETFは、ゴールド(金)というよりは、どちらかと言えば海外ETFに近い性格の投資対象だと言えます。現物の管理が煩わしい方はETFを選択すればよいでしょう。


以上を総括すると、資産保全が目的であれば東証に上場している海外ETFを、手元資金は潤沢ではないが円安の流れに乗りたいのであればFXを選択するのが妥当ではないでしょう


※ 既に数億円以上レベルの金融資産を所有している場合には、海外生保もお勧めです。
   商品の豊富さを考えると、このジャンルのみ国内よりも海外に優位性があると思います。



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