少し古いですが、2015年3月14日号の 週刊ダイヤモンド の特集記事は「買っていい株220、買ってはいけない株80」でした。時流に乗った安易な企画ですね(笑)。


                    


拝読した感想は、株式投資を実践するにあたって全く参考にならない記事ばかり 利益を出すための参考になるかは不明ですが、世間一般の人の考え方が分かる記事だと思います。


もしかしたら、週刊ダイヤモンド編集部の推奨銘柄を空売りするか、「買ってはいけない株80」を買いに行くのもひとつの手かもしれません(笑)。


記事の内容はともかく、「日本上場の主要な海外ETF」の有用な表が掲載されていました。この中で特に注目するべき部分があります。どの数字を最初にチェックするべきか分かりますか?


海外ETF表

                                 ( 週刊ダイヤモンド 2015.3.14号 129ページから転載)



普通の人では売却での譲渡利益が目的の方が多いため、実質リターンに注目するのではないでしょうか?少し勉強している方ならラニングコストである信託報酬に注目するかもしれません。


しかし、私の場合、左端の純資金総額を第一に確認します。 金融資産で一番重要なことは「充分な流動性を保持しているか?」です。


流動性に乏しい金融資産ほど危機時には頼りになりません。 同時多発テロやリーマンショック発生時にも、現金を持つ者が最強でした。現金の流動性は無限大なので、cash is king なのです。


また、不動産でときどきお宝物件が出てきますが、この際にも現金や株式などの換金性に優れた流動性を保有していることは有用です。通常、物件を購入する場合は銀行融資を利用します。


このため、事前に銀行に融資の可否を打診する必要がありますが、「現金でも購入できる」のなら融資交渉を後回しにして買付することが可能なので非常に有利な立場になります。


私の基準では、純資金総額1000億円超でなんとか及第点です。この観点では東証上場ETFの2/3程度は投資不適格と言えます。


特に50億円未満のETFは、上場廃止リスクも含めて注意が必要だと思います。株式をはじめとする金融資産に投資する際には、常に退路(=流動性)を確保することが重要なのです。


 ※ 以前、私は純資金総額の小さな1324を購入しましたが、上記のリスクを充分に理解したうえでの”投機”です。


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2015年5月21日~24日に神戸市で開催される第88回日本整形外科学会学術総会に合わせて、管理人による 医師のための資産形成セミナー を開催いたします!


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学会3日目の夜を、ご一緒に神戸の街で過ごしませんか? もちろん、整形外科以外の科の先生方のご参加も大歓迎です。それでは皆様に会場でお会いすることを楽しみにしております。