2016年4月から患者申出療養制度が始まりました。患者申出療養制度は、患者が厚生労働大臣に申し出ることによって、保険適応となっていない高度医療を受けることができる制度です。


原則として保険診療と自由診療を組み合わせた混合診療は禁止されています。一部でも自由診療を受けると、その他の保険適応の治療費まで全額自己負担をしなければなりません。


そのため、がん患者が国内未承認薬を使った治療をしたいと望めば、未承認薬を使った治療以外のすべての治療費を自己負担しなければなりませんでした。


この問題を解消する制度として先進医療があります。保険適応の治療部分については保険でまかなわれ、先進医療の部分のみ患者が全額自費で支払うことを認めた制度です。


しかし、対象の医療機関が限られている上に申請から実施までの時間が非常に長い問題がありました。患者申出療養制度は、こうした課題の改善を目指した制度でポイントは下記2つです。

  1.  申請から実施まで原則6週間
  2.  各都道府県ごとに5~6病院で実施可能



保険適応前の未承認薬を使うことが患者申出療養制度下での一時的な措置ではなく恒久化される懸念などの問題点がありますが、消費者の観点からは歓迎できる制度だと思います。


患者申出療養制度が広がると目されているのは、がん治療です。難治性がん罹患時に、抗がん剤治療にブレークスルーをもたらした免疫チェックポイント阻害剤の使用も選択肢となります。


免疫チェックポイント阻害剤の代表格はオプジーボですが、肺がんでは年間3500万円もの薬剤費となります。患者申出療養制度下でも数年にも渡って治療を続けるのは経済的に困難です。


患者申出療養制度下で開かれた混合診療の一部拡大ですが、最大限のメリットを享受するためには、民間の医療保険を使うことが現実的です。


週刊ダイヤモンドによると、最有力候補はセコム損保のがん保険 自由診療保険メディコム です。この保険は2001年の発売以来、改定が1回のみというロングセラーのがん保険です。


公的医療はもちろん、先進医療や自由診療も保障の対象です。入院は自己負担の治療費は無制限で、外来は5年間で最大1000万円まで保障されます(※)。


保険期間は5年で、更新のたびに保険料は上がりますが、高額医療制度を使えない自由診療部分を補うためにの強力なツールだと思います。


そもそも私は、生命保険は掛け捨ての定期保険を第一子が生まれた瞬間に最低限掛ける、民間医療保険は高額医療制度があるので不要 と考えていました。


しかし、昨今の医療環境の激変(超高額な抗がん剤治療、混合診療の一部拡大)の結果、高額医療制度で対応不可の領域のリスクヘッジが必要と考えるようになりました。


この手の医療保険は健康な時にしか加入できません。私は共済の10年定期保険しか加入していないのですが、これに加えて 自由診療保険メディコム に加入しようと思います。


※ この保険でオプジーボ使用を賄うためには入院での投与をお願いする必要がありそうです。





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