医師のキャリア革命前日の飲み会で、s-podのブログ主先生が興味深いことをおっしゃられていたのでご紹介させていただきます。


病院勤めをしていると、書類を記載したりサインをしなければいけない場面が多々あります。このような「雑務」は正直言って煩わしく、医師の生産性を下げている元凶だと思っていました。


実際に医師の生産性を下げている要因のひとつかもしれませんが、単純にこのような雑務を全否定することは、自らの首を絞める行為であることをs-podのブログ主先生に諭されました。


その理由は、私たちが報酬を得ている最大の理由は医師免許という業務独占資格に寄るものだからです。もし、医師免許が業務独占資格でなくなればどうなるでしょうか?


手術はさすがに無理だとしても、検査依頼や処方をコメディカルができるようになれば、医療業界における医師の地位は劇的に低下します。


現在はほぼ全ての医療行為を行う権限は医師にしかありません。私たちが医療業界の関所になっているので、大きな力(?)を得ることが可能となっているのです。


しかし、この体制が崩れればどうなるのか? おそらく、責任が多少軽くなるかもしれませんが、それと引き換えに大幅な地位低下が予想されます。


当然、地位の低下は私たちの報酬にも悪影響を与えます。現在は医師しか行えない業務を医師以外も行えるようになるのですから、供給過多になることは火を見るより明らかです。


このため、s-podのブログ主先生は、サインを求められれば快く引き受けるそうです。う~ん、その点は今まで考えたことは無かったです。


煩わしい雑務も、私たち医師の業務独占資格の恩恵の裏返しです。これからは、s-podのブログ主先生を見習って、私も(できるだけ)快く雑務を引き受けようと思います。





★★  医師のための資産形成講義  ★★


第88回日本整形外科学会学術総会期間中の2015年5月23日に開催した、本ブログ管理人による 「医師のための資産形成セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。


2015神戸セミナー



本セミナーは経済的自由獲得を目指す医師向けに開催しました。 資産形成マニュアル は、医師に最適化した資産形成手法だと自負していますが、文書だけでは伝わらないことも多いです。


講義内では、資産形成マニュアルにおいて文面だけでは伝えきれなかった資産形成のコツや、寝ていても定期収入をもたらしてくれる 「資産の自動運転化」 を中心に説明しています。