先日、大腿骨近位部骨折の手術がありました。
大腿骨転子部骨折等の近位部骨折では、一般的には牽引手術台を使用します。


その際に、ある程度の牽引力が必要ですが、あまりに強い力で牽引すると足部がブーツから抜けてしまう(!)ことがあります。これが発生すると、冷や汗モノです・・・



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そこで、登場するのが上記のような工夫です。術野にかからない下腿部分に枕を置いてやると、下肢の自重がキャンセルされるため、足部がブーツからスッポ抜けにくくなります。


これがあると、主治医の立場からは安心感が違います。どこの施設でも簡単に施行できることもメリットのひとつではないかと思います。


正直言ってつまらない工夫ですが、これだけでも患者さんの安全性を高めることができ、主治医の精神的な安心感にもつながるためお勧めだと思います。





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