自分の人間関係について考えたことはあるでしょうか?
もし、あなたがまだ20歳台なら、あまり深く考える必要は無さそうです。


何故なら、周囲のほぼ全員が社会での先輩にあたるため、とりあえず頭を下げて教えを乞う姿勢で問題ないからです。リープフロッグ現象に過度の期待を寄せることは禁物です。


しかし、30歳を超えて卒後10年目ぐらいになってくると、立ち位置が微妙になってきます。医師として、社会人としての実力が付くにしたがって、他人に頭を下げられなくなってくるからです。


そして、40歳を超えてくると更に顕著になっていきます。周囲で自分よりも上の立場(主に年齢ですが・・・)が少なくなるので、意識や態度が横柄になってくるのです。


特に、医師ではこのことが顕著になってきます。何故なら、医師が頭を下げなければならないのは、自分よりも年上の医師だけのことが多いからです。


狭い医療業界の中だけなら、まだ通用するかもしれません。しかし、医療業界から一歩外に出ると、「年下に頭を下げない変なプライド」が邪魔をして人生に災害をもたらすことがあります。


「自分が一番物事を知っている」「年下の人間に頭を下げて教えを乞うなどありえない」と一瞬でも思った方は、かなりアブナイ状態かもしれません(笑)。


このような方が陥ってしまいがちなのが、こちらでご紹介したような悲惨なケースです。ひとりの人間が、世の中の森羅万象の全てに通ずることは不可能です。


そして、自分よりも年下であっても、ある特定分野で素晴らしい知識や経験をもっている人はたくさんいます。優れた人から教えてもらうことほど、効率の良いことはありません。


仮に自分の得意分野であっても、自分よりも年下だからと言って門前払いすることは百害あって一利無しなのです。私の場合も、不動産メンターのひとりは、私よりも10歳年下の方です。


不動産投資に関しては天才的な能力を持っているので、この方から受ける教えは非常に役に立っています。アドバイスに素直に従うことで、大きな利益を上げることに成功しました。


私は、できるだけ人の年齢は気にかけないようにしています。フォーカスするのは、その人の年齢ではなく実力です。自分よりも実力が高ければ、年下であっても頭を下げて教えを乞います。


不動産投資に限らず医療業界であっても、知らないことはあっさり訊くようにしています。訊く相手は医師に限らず、薬剤師・看護師・理学療法士・検査技師・事務の方等なんでもアリです。


医師になって本当に良かったと思うことのひとつは、教えを乞う時に喜々として教えてくれる人が多いことです。あらゆる分野で、この特権(?)を活かさない手はありませんね。





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