先日、大学の同窓会がありました。
さまざまな科で、さまざまな立場の同級生が集まって楽しかったです。


同級生の約半分が集まったのですが、その中のひとりに非常に遠方で開業している友人が居ました。彼が開業しているのは、東京からの時間距離が最も遠い地域のひとつだそうです。


その地域には医療機関も少ないようなので、競合が無くてウハウハだろうと、私が冗談半分で言ったところ、ちょっと笑いながらも深刻そうな返事が返ってきました。


ここ最近になって、患者数が激減してきているとのことです。そして、その理由は高齢者人口の激減だそうです。若年者ではなく、高齢者であることが恐ろしい点です。


若年者人口の減少は、彼が開業する前から問題となっていました。しかし、最近では地域に若年者がほとんど居なくなったので、若年人口減少は問題にならないそうです。


それよりも、地域の高齢者がどんどん天寿を全うされていくため、高齢者人口までも激減しているのです。新たに高齢者になったであろう人は、既に都会に引っ越しています。


新たな高齢者の供給が途絶えている中で、既存の高齢者が天寿を全うされていくため、地域から人が居なくなってきているのです。既に、その地域では高齢者施設もガラガラだそうです。


その地域で開業している友人は、既に投資資金を全て回収しているため、この状況を静観しているそうですが、私はこのような地域が出現していることに寒気を覚えました。




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内閣府ホームページ 平成24年版 高齢社会白書(概要版)より転載




上のグラフは内閣府が発表している、超長期での日本の人口動態です。日本の総人口は2010年ごろにピークとなりましたが、高齢者人口のピークは2040年ごろです。


2040年以降は、総人口はもちろんのこと、高齢者人口まで減少していくという衝撃的な状況です。実際に発生するインパクトは、その時まで体感できないと思っていました。 


しかし、2017年現在の日本においてさえ、既にそのような「高齢者人口までもが減少していく社会」 が存在しているのです。そして、社会へのインパクトは想像以上でした。


確かに都市部においては、まだ20年程度の猶予期間はあります。しかし、既に地方の一部では、現在進行形で地域社会の崩壊が進行しているようです。


高齢化社会は、高齢者が増えるから医師は安泰だと思っているお気楽な人でも、高齢化社会の極期以降は高齢者さえも居なくなっていくことを認識しておくべきだと思います。


あと20年もすれば、日本という国全体がこの大きな問題と向き合わなければいけません。 そして、このことは確実に発生する近未来でもあるのです。





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