先日、骨折患者さんの術前検査で興味深い経験をしました。この方は、いわゆる「内臓逆位」で、単純X線像では心臓が右側にありました。



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上記は、日本心臓財団のHPから転載してきた画像です。実際に私がみた胸部X線像も同じような感じでした。びっくりするぐらい、左右逆の違和感がありました。


術前の心臓エコーでは肝臓が左側にあったようなので、右心臓ではないようです。実は私自身、過去一度だけ内臓逆位の患者さんをみたことがあります。


ブログの日付を確認すると2012.10.19なので、ほぼ5年振りぐらいのことです。一応、過去の自分のブログをみて、肺疾患が無いことだけは患者さんに確認しておきました。


内臓逆位は繊毛の異常が原因となっている可能性が高い現象だそうです。身体的に異常はないようですが、繊毛運動に異常がある場合が多く、気管支炎等に罹患しやすいそうです。


確率的にはかなり低いらしいのですが、私でさえも2例経験していることを考えると、巷で言われているほど珍しいものではない気がします。






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