先日、ディピュイトレン拘縮の手術がありました。ザイヤフレックスによる酵素注射療法も登場しましたが、高度のディピュイトレン拘縮は手術療法の適応です。


手術療法においては皮膚切開のデザインが問題になります。いかにして肥厚した手掌腱膜を効率的に切除するのか。。。皮膚切開のデザインは重要なポイントです。


執刀直前にアドリブで皮膚切開のデザインする外科医が多い中、熟練の手の外科医は、術前に撮影した患者さんの手掌の写真に、あらかじめ皮膚切開のデザインをしていました。



65 - コピー




こんな感じの画像を手術室の壁に貼って、それを見ながら手掌に皮膚切開のデザインをしていました。う~ん、素晴らしい工夫です。目から鱗でした。


私は、骨折手術や人工関節手術では術前に画像所見を念入りに見て術前計画を練りますが、手の外科のような軟部組織手術ではぶっつけ本番が多いです。


しかし、熟練の手の外科医は違うようです。私にとってディピュイトレン拘縮は最もやりたくない手の外科手術のひとつですが、今度施行する際には参考にしようと思いました。





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