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さて本題です。太陽光発電投資について意見を聞かれる機会が立て続けにありました。私の中ではもうすでに終わった投資という印象ですが、どうやら巻き返してきているようです。


固定買取価格が20円台/kWhに突入して投資妙味は無くなったのですが、固定買取価格の下落率を上回るスピードで太陽光パネルの価格破壊が進んだ結果、再び息を吹き返したのです。


現在の買取価格は21円+税です。この買取価格をベースでも10%前以上の利回りを確保できているようです。数年前では考えられないことですね。技術の進歩は素晴らしい・・・


それでは、ふたたび太陽光発電投資の時代到来か!?と言うと、私はそういう訳ではないと考えています。太陽光発電投資には、下記のようないくつもの問題点があります。


  1.  流動性がほぼ皆無
  2.  投資終了時のコスト
  3.  出口戦略を描けない
  4.  融資の問題
  5.  野立式太陽光発電のメンテナンスコスト



まず①ですが、中古の太陽光発電市場は2017年時点ではまだ存在しません。最近少しずつ中古市場が出現しつつあるという記事もありますが、売りたいときに即売却は不可能です。


③とリンクするのですが、一度太陽光発電に資金投下すると最低でも10年間は資金を寝かすことになります。災害や破損リスクを負いつつ上限は決まっているので辛い状況です。


②に関して、太陽光発電のパネルは産業廃棄物扱いです。現時点では太陽光発電パネルの廃棄量は少ないため、解体業者などがミックスで処理しています。


もちろん、大量の太陽光発電パネル廃棄が予想される2030年以降には廃棄ルールも整備されているでしょうが、現時点では何も決まっていないのが実情です。


当然、無料廃棄はあり得ません。特に借地物件は確実に撤去・破棄する必要があるので要注意です。膨大な処理費用となる可能性もあるため、投資するなら土地所有の方が安全です。


③に関しては、①②を含めて、現状では逃げる手段が無いことが懸念されます。ちなみに私の場合は所有地に施設を建造したので、現状では朽ち果てるまで放置するつもりです。


④は、銀行目線では太陽光発電施設への投資は負債と見なされます。現金で購入している場合はゼロ円査定ですが、融資を受けて投資している場合にはマイナス査定となります。


⑤は野立式太陽光発電では喫緊の課題です。下の画像は1週間前の私の太陽光発電施設の様子です。防草シートを敷設しているにもかかわらず雑草がのびています。




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今年の雑草処理費用は100kWhの施設で約11万円(※)ですが、毎年ランニングコストがかかってきます。ちなみに自分で職人を雇った金額なので、業者に投げると倍はかかります。


※ 友人と49.8kWhずつ共同投資したため、合計約100kWhの施設です


1棟マンションや1棟ビルは、雨漏り・水漏れ等の「水」との戦いですが、野立式太陽光発電投資では「雑草」との戦いです。やつらはかなり手強いです。。。


今更なのですが、防草シートではなくアスファルトもしくはコンクリート仕上げにすれば良かったと後悔しています。もちろん、かなり初期費用は嵩みます。


遠隔管理システムもランニングコストがかかります。この点に関してはWEB上で1時間単位で売電金額を確認できる無料サービスを提供する電力会社が出てきたので確認しましょう。




結 論

太陽光発電投資 = 現金もしくは自分の信用力を利回り10%のモノに置換する行為




私なら、たった10%の収益を取るために虎の子の資金や自らの担保余力を浪費するよりも、手元資金を厚くする、もしく銀行目線での財務状況改善を選択します。







以上、太陽光発電のデメリットばかりあげつらいましたが、私の中では全否定するものではありません。以下で太陽光発電の有効性を検証したいと思います。


私は2010年から太陽光発電投資を開始しました。当時の固定買取価格は48円(!)です。今から考えるとバカバカしいほど高い買取価格ですが、当時はパネルもバカ高かったです。



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上記は2010年9月から7年間の太陽光発電のトラックレコードです。駐車場の屋根に取り付けており全くのメンテナンスフリーにも関わらず、7年間ほぼ収益性を維持できています。


現在8年目に突入していますが、既に9.8kWhを導入するのにかかった初期投資費用は全額回収済みです。私の場合は、経済環境が安定していたので計算通りの収支となりました。


このように野立式ではなく建物の屋上や屋根の上に設置している場合には雑草は関係ないので、文字通りメンテナンスフリーの美味しい投資となります。


そして、買取価格の21円は、電力会社が売っている電気料金よりも安いです。このことは自己消費のために太陽光発電を導入することが実現化していることを意味します。


つまり、補助金無しでも太陽光発電のメリットを享受できる素晴らしい技術革新が達成されているのです! あまり指摘されていませんが、FITの素晴らしい成果だと思います。


厳密にはパワコンの寿命があるのでイーブンぐらいです。しかし1~2年もすると、新築を計画している1棟マンションに、実需目的で導入する選択肢もアリだと考えています。


このように目まぐるしく変化する太陽光発電投資の世界ですが、「投資から実需へ」が私の中でのキーワードになっています。






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