自宅の近所に矯正歯科クリニックがあります。
その外観から、最初は美容院だと思っていました。


クリニックが入居している建物は、数年前に銀行から任意売却物件として紹介された1棟ビルです。(当時としては)割高と判断して転進した物件でした。


その後、半年ほどして矯正歯科クリニックが購入したようですが、任意売却とはいえ、よくこんな高値で購入するものだと思っていました。


その後、地価が高騰して全然ペイする金額になっているのですが、とにかくこの矯正歯科クリニックの羽振りが良いことだけは確かなようです。


矯正歯科の世界は全然知らなかったのですが、基本的には自由診療が基本です。つまり、患者さんは100%自費なので、保険診療に慣れている私から見ると厳しい世界に見えます。


ご存知のように歯科の世界は、医科の世界と比べて需給関係が厳しいため、数十年前から血で血を洗うようなレッドオーシャンとなっています。


この「赤い海」で戦っているにも関わらず、この矯正歯科クリニックはどうしてこんなに羽振りが良いでしょうか?


まず、矯正治療料金ですが、最近主流となっているインビザラインを用いたもので約100万円です。医療費控除が利くものの、自費なので結構高額な治療ですね。


しかし、歯科の医療費2.8兆円という限られた財源を、約10万人の歯科医師で奪い合うというガラスの天井はありません。自由診療なので上限はないのです。


この矯正歯科クリニックを観察していると、下記のことに気付きました。
  1.  矯正治療に特化している
  2.  完全予約制
  3.  集客は既存歯科クリニックからの紹介
  4.  矯正専門医を取得しており、積極的にウェブで宣伝している


先細りの保険診療と決別して、医療技術・経営手腕も含めた総合的な実力で勝負しているようです。おそらく歯科クリニックの中では相当な勝ち組なのでしょう。


保険診療という「他人のお金で消費できる」という魔法のようなキャッシュポイントが確保されている業界は、ビジネスとしては成功しやすいです。


このビジネスモデルの代表は、医療業界・放送業界・GoogleやFacebookなどのようなネット広告業界などです。


しかし、医療業界に関しては、その雲行きがかなり怪しくなってきています。そのため実力があって目端の利く実力者は、自由診療で勝負するのでしょう。


同じようなことは接骨院業界でも進行しています。受領委任払い制度によるビジネスモデルの崩壊が静かに進行しているため、生き残りを賭けて自費施術に邁進しているのです。


このように、医科の隣接領域では大きな変革が進行しています。私たちの業界が、いつまでもヌルイ状況が続くと思っていると、茹でガエルになってしまうかもしれませんね。





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