先日、入院患者さんの回診で訪床した際に驚くべき光景を目撃しました。80歳過ぎの患者さんが、家族と一緒にスマートフォンに向かって話しかけているのです。


どうやら、患者さんの家族がスマートフォンを持参したようなのですが、LINEのビデオ通話を利用して遠方に居るお孫さんと対面で(?)話しをしていたそうです。


個室に入院中の患者さんだったので、特に他の入院患者さんの迷惑になるわけでもありません。楽しそうに談笑する患者さんの姿に、私は一種の感動を覚えました。


珍しさで何度かLINEのビデオ通話をしたことがありますが、いまいち実務的ではありません。やはりテキストベースの使用がメインです。


しかし、ご高齢の方がお孫さんと話しをする際には、画像があった方が断然臨場感があります。よく考えたら簡単に実行できることですが、実際に目撃するのは初めてのことです。


目があまり良くない患者さんなので、お孫さんの姿が良く見えているわけではないと思います。しかし、遠方のお孫さんは、おばあさんの元気な姿を見ることができます。


予後が良くて元気な患者さんが多い整形外科では、LINEなどのツールを多用することで、快適(?)な入院ライフを満喫できるかもしれませんね。





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