先週のブログに下記のようなコメントが付きました。
初めまして。いつも楽しく読ませて頂いております。
厳しいストレスにさらされているとの事ですが、自分の身を削ってまで多くのビジネスをされている理由はどこにあるのか教えていただけますでしょうか?
不動産などで、食べていけるだけの資産やキャッシュフローが築けたならば、それ以上ストレスやリスクを負わなくても悠々自適に生きていけるのではと思ってお聞きしました。
どこに最終到着地点を設定されているのか気になります。
たしかに、私も日々そのような疑問を感じていました(笑)。いい機会なので、自分の考えをまとめてみましたので、ご参考にしてください。
私が、経済的自由を得た後も、心身を削って(?)働き続ける理由は、ざっくり言って下記の4点だと思います。
- ビジネスや投資が純粋に楽しい
- 常に泳いでいなければ死んでしまう性格だから
- 世の中の移り変わりが激しいので現在の資産規模では安心できない
- 変化するのが面倒、もしくは怖い
それでは、順番に説明していきましょう。
① ビジネスや投資が純粋に楽しい
まずビジネスですが、特にスタートアップを立ち上げることは、世の中にないサービスをゼロから自分で作ることなので、自分の作品を創り上げる感覚になります。
確かにビジネスを立ち上げることは、非常にストレスがかかってしんどい側面もあります。しかし、経済的な見返りもありますし、人との繋がりもできるので非常に愉快な体験です。
医療の世界だけでは出会うことのない方たちとの協業は素晴らしい体験です。あと、自分がどこまでやれるのかという挑戦でもあります。これらの体験は麻薬的で止められません。
② 常に泳いでいなければ死んでしまう性格だから
これに関しては、私の性格の問題です。現時点では、確かに働くことを停止しても生活していくことは可能です。
先日の任意組合の総会で管理者がおっしゃられていましたが、この方は毎日1時間ほどしか働いておらず、それ以外の時間はずっと家でボーっとしているそうです。
実はこの方は私と同い年なのですが、あまりに暇すぎて死にそうだと嘆いていました。その日はうらやましいと感じましたが、本気でその立場を手に入れようとは思いません。
私は忙しいことはそんなに嫌ではありません。例えば医師を引退して、スタートアップを売却したとしても、不労所得だけでのらりくらり生きることには決して満足しないでしょう。
常に何かをしていなければ気が済まないという性格は本当に困ったものです。もちろん、こんな性格だから、たくさんの投資やビジネスを同時進行しているのだと思います。
ただ、他に打ち込めることが見つかれば、現在注力しているスタートアップを売却することを本気で考えるかもしれません。
例えばリーマンショックを超えるような大暴落が発生したら、ビジネスから投資の世界に戻ってくるでしょう。平時は、ビジネスを楽しみながら世の中を渡っていこうと思います。
③ 世の中の移り変わりが激しいので現在の資産規模では安心できない
単に資産があったり、お金を受け取る資格(年金のような)を持っていたりするだけでは、これだけ変化の激しい世界では、長い人生を安心して全うできるとはとても思えません。
おそらく、平均寿命を考えると私はまだ40年近く生きることになりますが、それだけ長期に渡る変化に耐えて、今の資産だけで暮らしていけるとは正直思っていません。
私は、攻撃は最大の防御だと考えています。つまり、常にキャッシュを生み出す能力を維持することが、経済的自由を維持する最大の武器だと考えているのです。
キャッシュを生み出す手段としては、自分の体を使って働くこと(例えば医師として働く)でもいいし、私のようにビジネス・不動産・株式からの収益で生きていくのもOKです。
これらのキャッシュを生み出す手段がすべて無くなったら、10億円あっても不安で眠ることができません。それだけ変化の激しい社会に対する恐怖感があるということです。
④ 変化するのが面倒、もしくは怖い
最後になりますが、実は4番目に挙げた変化に対する面倒くささ(もしくは恐怖)が、未だに働き続けるている最大の要因ではないかと感じています。
いろいろカッコイイことを述べてきましたが、リタイアを本気で実行することは結構面倒くさそうです。あと、一度リタイアすると社会復帰が難しくなる可能性が高いです。
今の生活に結構満足している身では、この快適でやりがいのある生活を劇的に変化させるインセンティブに乏しいです。ダラダラ働き続けている最大の理由はコレだと確信しました。
最後に
これらのことは、今回のコメントが付く前からときどき考えていたことです。幸い、今の私は、多くの医師が悩んでいるであろう経済的な問題とは無縁です。
それにも関わらず、最近までは当初のストイックな生活を漫然と続けていました。資産形成マニュアルで述べているような節約生活を卒業したのは約1年前です。
今では、平日も含めて気軽に食べ歩ています。旅行も積極的に行くようにしており、いろいろなイベントを企画して自分自身も楽しんでいます。
収入の10%以内の消費であれば大勢に影響を及ぼさないので、日々の食べ歩きや小旅行程度なら、事実上無制限で散財することが可能です。
必ずしも「経済的自由=リタイア」というわけではなく、「経済的自由=気兼ねなく人生を楽しむ」や「経済的自由=何人にも強制されない」というのが本筋ではないでしょうか。
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