隣の芝は青いということわざがありますが、医師として苦労している症例があると「他の職種はいいなあ」と感じることがよくあります。


特に勤務医の仕事は、患者さんの一生を左右するほどの影響力をもつことも多く、結果いかんによっては相当なストレスを抱え込んでしまいます。


他人の人生に良くも悪くも巨大な影響を及ぼし、場合によっては生命の危険性さえも与えてしまう勤務医という仕事は、責任が大きすぎて割に合わないな・・・


そんなことを時々感じるのですが、弁護士数人と飲んでいた際に面白いお話が出たので共有させてもらいます。


一緒に飲んでいてへべれけになっていた弁護士の彼は、夜中にトイレに目が覚めると30分ぐらい眠れなくなるそうです。


その理由は、現在取り組み中の事案の訴状内容を無意識のうちに考えてしまうため、興奮してしまい頭が冴えて眠れなくなるそうです。完全に職業病ですね(笑)。


そんな弁護士の苦労話を聞いて、しんどいのは自分たちばかりじゃないなということに気付きました。


同じようなことは私も経験しています。難しい症例を抱えていると、夜中に目が覚めて治療方法についてついついシミュレーションしてしまうのです。


正直言って、こういうことが続くと自分の生活の質がどんどん落ちていくことになるのですが、私のチキンハートでは難症例を完全に忘れることができません。


隣の芝は青いと思ってましたが、どうやら弁護士も同じようプレッシャーに苛まれているようです。世の中に青い芝は無いのかもしれませんね。






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